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ジャパニーズソウルフード。その名も...

その名も何ですかね?

転がるように入るとルル母さんが驚くように声を上げた。


「ど、どうしたの?そんなに慌てて...」


「い、今はちょっと...」


「......ケバブ」


流石にこの距離を休憩無しに走るとか普通では考えられない事をやってのけたので体力的にも精神的にも疲れている。絶対アイツゴブリンじゃない、魔王だ。しかも〝大〟魔王だ。だれか勇者呼んでくれぇ...てかケバブって何さ...

そんな感じで落ち着かせる事30分ちょい。まだ心臓がバクバクいっているけど大丈夫でしょ。大丈夫じゃなかったら血反吐とか吐きそうだけどな、フォフォッフォッフォッ。

少し身体に付いたホコリとかを落としながらルル母さんに先程あった事を話す。一応ドールがくしゃみをして...と、細かく言ったので軽くげんこつをくらったドールは少し涙目だ。その後ドールのお陰で助かったと言うと頭を撫でられていたので忙しい奴だなぁって思いました。

全部話し終わった後、ルル母さんが立ち上がったので「よし、その子を助けに行こうか」と言うと思っていたのだが紅茶のおかわりを取りに行っただけだった。紛らわしいわ。まぁ見ず知らずの人を助けに行く程お人好しでは無いんだけど...多分この後助けに行かなくちゃいけない事になるんだろうな...それが男の性だからなっ!へぇ。


やっぱりその後「聞いちゃったら寝覚めが悪いからね...死なない程度に頑張ってね?」ニッコリ笑いながら言いやがりました。悪魔かよ...この俺、見た目とか完全に5歳児なのにな...そのうちゴブリン達が場所を突き止めて襲って来る可能性もあるし...でも逃げちゃったからな...どうせここにいる人達が集まったら魔王の一匹や二匹簡単に倒せそうだけどルル母さんが怖いのです。行かなくちゃいけないのです。はぁ...






( ´・ω・`)




「大丈夫なんでしょうか?行った時にフェル様が作った門が壊れていたらあんな事やそんなことに...だからあんなに口うるさく『門を作る時は壁以上に頑丈にしなくちゃいけませんよ』って言っていたのに...フェル様の頑固者〜」


「安心しろ、門は壊れてないから。て言うかお前そんなこと一度も言ってないよな?しかもちょっと楽しんでないか?流石の俺も命が関わる時に脳天気でいられる程...アハッ、ちょ、やめっ、やめてぇ!くすぐるの止めろって!」


いきなりくすぐられたから馬鹿みたいになっちゃったじゃねぇか...アハッは流石に無いよなぁ...

止めろ、と言われて素直に止めたドール、うん素直でよろしい。まぁ素直な奴はくすぐったりはしないけどな?あと、止めなかったら俺もアイアンクローが炸裂していたところだったので残念だ。

アイアンクローの事を考えているとドールが俺の言った言葉に疑問を持ったのか半歩後ろに下がって行った。どうせすぐ戻って来るのに律儀な奴だなぁ。律儀ではないか。


「なんで壊れてないって宣言出来るんですか?フラグですか?流石にそこまで自身を持たれると命の危険があるっていうか...はっきり言ってキモいです」


腕を抱えて半目で言ったドールの言葉に割と傷付いた。急にマジなトーンになるなよ。俺、軽く死のうか?って思っちまうとこだったぜ...あぶねぇ。


「自信というか確信な?なんか『支配』の言葉。まぁ魔法だな、を使って魔法を使った場合使った相手の今の状況、軽い心境、心情などは分かるようになるんだよ。この場合は無機物に対してだから今の状況しか分からないんだけど少しヒビが入っただけで他は何ともなって無いんだよ。だけって程でもないんだけどな?」


何故か使った時だけ変な感じがするなーって思っていたんだけどドールとかの事もあってはっきり分かったんだけど結構エグいよな俺。ホント転生さまさまって事なんだけどさゴブリンもゴブリンでゴブリンの枠飛び抜けちゃってるんだよな。あんなん序盤で出て来たらレベル上げとか装備品購入の以前に即シバかれるぜ?何そのクソゲー。


と、俺が魔法について説明したら今度はちょっと白い顔になった。ドールや、何変なものを食ったんだ?怒らないから正直に言ってみなさい。てか、その白さは雪女も驚くレベル。見た事無いけど。


「って言う事は私の今考えている事も分かる...んです?」


「ああ、まぁな。完全にってまでは行かないけど何となくは分かるな」


「えー、それなんてタイトルのエロゲですか?相手の考えている事が分かるって...多分発売されているとは思いますけど流石に気持ち悪いです。引きます。でも何て言うかその中でも自分の考えている事がさらけ出されている感が...快感です」


「それ俺が引く奴じゃん...」


なんで一周回って快感になるんだよ...て言うかそんな俺の魔法がチート。全ての魔法使えるとか絶対チート。垢バンくらっても文句言えないレベル。って言うか強すぎるのは何と言うか戦闘という行為がただの作業になるんだよな...まぁ転生者補正って言う事で。あ、転生者って言えば召喚された人も含めてだけど日本食とか毎回決まって広めたがるあの謎の習慣な。裏で打ち合わせとかしてるんじゃね?とか思っちゃうんだけど〝郷に入っては郷に従え〟と言う言葉がある通りに折角異世界と言う道に世界に来ているんだしその文化を楽しむべきなんだよ。それに日本食とこの世界では大体が味付け濃いじゃん?味噌汁に味噌入れまくって殺すとかそんなレベルで濃いじゃん?まぁ味噌汁に味噌入れなかったらただの汁だけどさ。そんな物を食わせるとか遠回りに死ねって言っているようなもんだよね。ジャンクフードもしかり。

異世界って言ったら中世とかそんな文化じゃん?完全な偏見だけどそんな時代って塩とか高いイメージじゃん?だから基本的に味付けが薄いのよ。しかもそれで慣れちゃってるからね。まぁ恋しくなるには分かるけどさ。




そんな感じで異世界に日本食を広める事に対して物申しながら進んでいくフェル一行だった。

って言う感じで思った事を書いた感じになっております仕上がっております。大体異世界転生者でなんの能力も持ってなかったら一瞬で餌になりますからね。そこは...ね?あとそれと同じ理由でイケメンと美少女が多い。死んだのだからイケメンで生まれ変わってもいいじゃないかな?どうでしょう( ´・ω・`)

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