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男の子ですから

夜も開け、コケコッコーと鶏っぽい鳥が鳴いた。何故かこう言う異世界に来たら絶対牛とか豚とかいないのにそれっぽい物はいるという謎。マジ異世界って感じです。ちなみに鶏っぽい鳥は時々卵を産むので肉として扱うとこは無いらしい。と、いうより元の数も少ないので早く有精の卵を産みまくって欲しいとの事。何その性行為を強要されると言う新しいジャンル。しかも多種族からとか救いもクソもない。同じ檻に入れときゃあ勝手にやってくれるだろ、てかやってくん無いと困る。みたいな思考で肉として扱われるのは時間の問題かも。鳥さん産んでぇ!メチャ産んでぇ!


そんな感じで別の事考えないとやっていけないのです畜生。

ルル母さんに真夜中抜け出して水をぶっ掛け合っていたのがバレて、朝飯抜き&ゲンコツで解散する筈だったのだがドールが「私は悪くありません!悪いのはフェル様です!ちなみに最初にやったのもフェル様です」と嘘を撒き散らしていたので怒りに任せて水ぶっ掛けた所でまた大乱闘になったのでお仕置きと言うなの地獄の真っ最中です。俺のせいじゃねぇ。


ちなみに地獄とは俺とドールが勝手に言っているのでルル母さんが言っていたのは「ちょいちょいってやればすぐだから」だそうです。絶対嘘だ。

んで内容は2人で合成魔法を作れ、何だけど元々合成系は難易度がクソ高いし、息もタイミングもピッタリ合わないと成功しないのではっきり言って地獄。

そんな訳でやっているのだが...


「だから、もっと俺に合わせろって!それじゃあ強過ぎる!」


「俺に合わせろ、合わせろって自己中過ぎるんです!それならレディーファーストで私に合わせて下さいよ。あと、強過ぎるんではなくフェル様が弱過ぎるんです!」


「お前にレディーって言葉使うのは他の女子に失礼だ。だから絶対にお前に合わせん!だから弱過ぎるんじゃなくて調整してるの!これ以上強くすると消し飛ぶぞ、おい。馬鹿みたいな水の塊と、この天才がいるんだからな」


「女子じゃないって失礼ですよ!って言うかそれなら私が証拠見せましょうか?とでも言うと思っているんですか?すみません、ごめんなさい。流石にフェル様って言っているんですけどそういうのは無理なんでごめんなさい。それに自分から天才って言う人は大体平凡かそれ以下なんですよ?自称天才のフェル様?」


「天才、天才じゃないって見た目とかで判断するものでも中身で判断するものでもないんだよ。こう、内から漏れだしたエネルギーとかがあるんだよ!結論、俺は天才だ。なので天才の俺から見るとお前は...って、自分で言って自分で否定するんじゃねぇよ...それに俺は自分から見せてなど強要はしない。相手が何もかも理解してさらけ出す瞬間がいいんだよ!まぁ俺には分からないけどな!」


「はっきり言って自分の事恥ずかしげも無く天才って言えるのは度胸とかじゃなくただ単に頭がどうにかしているだけだと思います。あと、漏れ出しているのは常識だと思います、今なら間に合うかもしれませんがフェル様ですし既にイカれているでしょうご愁傷さま」


「ドールに常識どうこう言われる筋合いは無い。と言うより人に諭すより自分をどうにかしたらどうだ。会話の中で突然自意識過剰になるのは流石の俺でも引くぞ?と言うかその合っても無い様な敬語というか様付けをやめろ気持ち悪い」


「おやおや?極小なナニをお持ちの方が何を思いで?私に命令するぐらいだったら樹齢数千年程は無いと難しいですよ?ま、その前に寿命でポックリ逝きますけどね!あと、敬語は癖ですのでお構い無く。それに様付けはフェル様も内心では『ゲッヘッヘッヘ、こんな美少女に様付けで呼ばれちまってるぜ...俺はどんなで幸せなんだ...』とか思ってるんでしょヤダー」


「樹齢って言ってる時点でアレだろうがよ...だからいきなりぶっ込むのはやめろって、しかも俺はそんなキャラじゃ無ねぇ...」


最低限ゲッヘッヘッヘとかとか言わないしそんな性癖も無い。しかも樹齢数千年ってファンタジーのお決まりくっ殺姫騎士のオークさんでも持ってないと思うんだがそれは。しかも絶対入んないから。てか、オークさんってたまに食べ物として登場する時があるんですが一応人型モンスターなので同種食ってる感じにはならないんだろうか?まぁくっ殺姫騎士オークさんは置いといて。


現在朝飯抜きでぶっ通しで合体魔法練習しているんですけど魔法2日目でこの難易度は無いと思うんですよね。実際口喧嘩してる最中でもやってみているのだが上手くいかない。失敗する事に服が濡れていくので少し肌寒い。まぁ寒さは幾分か我慢が出来るがそれを置いといてまでもヤバイ問題がある。その問題とはドールだ。失敗する事に服が濡れるのでその分肌に貼り付く。いくら国に免除されているからと言って村は村だ。服は肌着一枚と申し訳程度のパンツと言う名の布だけだ。それにしてはルル母さんの服装が場違い感丸出しなのだがそれは一旦置いておこう。

この事から分かる通り服の下、レーズン。いわばビーチクが透けて見えるのだ。さしもの5歳、そう言う事は考え付かない年齢なのだが中身は青春真っ盛り、息子の事情で色々大変な時期なのだ。従ってそう言う事を考え無いようにするだけで手一杯なのだ。まぁ、眼福と言えば眼福なのだ相手はドールだ。見た目は美少女なのだが中身は完全に性に目覚めた男子中学生。それかそれに興味がある女子中学生がはっちゃけた状態なのだ。バレたらヤバイ。バレたら色々終わる。絶対変な雰囲気になって将来「見えていた筈なのに黙って、自分の本能のままに行動した変態」と言うめっちゃ長い肩書になるのだ絶対それは避けたい。


それにしても救いなのがドールの乳房の小ささだ。平均と比べれば何割か劣る、と言うかそもそも無い。まな板にレーズンをぶち込んだ形なのが幸いしてまだ抑えられる。これがボイーンだったら流石に危なかった、そこは褒めてやろう。まぁ魅力は格段に劣ってしまうがな。


と、そんな事を考えながらやっていると流石に数十回目位には相手の事も考えられるようになっていき、一回だけだが成功する事が出来た。その時は手を取り合って、抱き合って嬉しがったがフェルは内心ドキドキしまくりだった。と言うかこの機会をくれたルル母さんに一生付いて行くと誓う寸前だったがギリセーフ。


こんな感じで一日が過ぎていったのだが帰ってルル母さんに報告する時、ドールのスケチクを指摘され真っ赤になって部屋にダッシュで入って行ったのには驚いた。ぶったたかれてもらう仕方無いと思っていたのが予想の一回りも二回りも上にいった為すごーく驚いた。まぁ勿論ルル母さんにボッコボコにされたのだが帰る途中に誰もいなかったのが不幸中の幸いってやつか...なんか、すんませんね。

ビーチクケースだったらこうなります。多分次はしこたましばき倒されるかうるうるお目目で諭されます。はっきり言ってフェルに人権は無くなりました。

...あれ?どうしてこうなった?( ´・ω・`)

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