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話し合い……でもないか

書き方がまとまってない気がする……少し、分かりにくいような気もするが頑張ってね!根性だよ、ファイト!

「では本題に入ろうかな」


 俺が座ったことを確認するとそう言い、いつの間にか側にいた執事服を着た背広な……と言うか肩幅が尋常じゃないほどでかい男?から受け取ったカップに口をつける。負けじと俺も口につけたんだが中身は想像通り紅茶らしく、渋みを顔に出さないよう気を付けながら一気に飲み干す。何時になってもこの旨さは理解できないと思う。

 先程とは違う雰囲気になった賢王様に驚きつつ、何のことだと質問をする。


「何のこと……て、言われると少し言いづらいけど言っちゃえばフェル君の事だね、大半は」

「大半……ですか。少し、話を逸らしますけど何で俺の名前を?名乗った覚えがないのですが……」


 素直に聞いてみた。考えていることをよまれる的な異能持ってたら俺終わるんだけど。主に社会的な理由で。

 俺の質問に少し、驚くような表情を見せた後、考えるようなしぐさをして口を開く。


「最初は『何故、俺の仲間と同席じゃダメなんだ?』的な事を予想してたんだけど……この質問の答えは君にしか意味がないからって感じだね」

「聞いてないんですけど……。 その事も言った覚えがないんですけどもしかして監視をつけられていたとか?学園とかで」


 俺の質問が的を射ていたのかそれともやっとわかったことに嬉しがっているのかわざとらしく手を叩き、誉める賢王様。結局、何が言いたいのかわかんねぇんだけど。

 ザッ、王様な金色の装飾が目立つローブの胸元から親指の先程の大きさの物を取りだし、テーブルに置いた。


「学園……ああ、大賢者が真似して作ったところだっけ? で、その質問の答えははい、だね」


 そう言ってテーブルに置いた親指ほどの大きさの四角い白い物体を軽く叩く。その衝撃に反応してかサイドがぱかりと開き、プロペラが出てくる。正面には目玉程のレンズがあり、それが四つ下と上、そして後ろ側から出てきた。


「管理機械って奴だね。確か王都には数千個はあるんだっけか?んでもってスパイも何十人か入ってるね。その中の数人は王都の上層部にいるみたい。身近な情報から些細な情報まで筒抜け状態だね」

「ハイテクなのにプライバシーって言葉はわかんねぇのね……」


 賢王様の手から離れ、空中に浮く機械を眺めながらおかわりの紅茶を啜る。確か紅茶は雰囲気を楽しむものだと聞いたことがあるから味に関しては気にしない方面でいこう。流石に吐くかもしれんからね。

 少し、間が空き何も言わないと判断したのか逸らしてしまった本題に入る。


「まずはその、首にかけてあるペンダント。その中身、どこで手に入れた?」


 返答次第では殺す。そんな雰囲気をびしびし感じ、先程までのギャップに泣きそうになりながら答える。裏表のある人ってこんな風になるから俺嫌いなんだよ。


「普通に王都からここに来る最中であった森ん中で、ですよ……えっと、俺のこれが何か問題でも……」


 出しはしないが軽く握って中身があるか確かめる。わかんね。囲んでしまったのがダメだったのね。

 俺の言葉に少し、納得がいかなかったようで少し、中身を変えて言ってきた。


「中級林だな……。その石は普通に拾ったのか?」

「……えっと」

「ああ、君の支配魔法についてはもう理解している。闘技場の一件から考えると“魔法の一時支配”だろ?」


 少し違うような気もするが自分が一番理解してないのでスルーしておく。


「えっと、仲間と少し揉めていたら次の日、その揉めた場所に落ちてあったんですよ」


 その言葉を聞き、考えるようなそぶりを見せる。そして納得がいったのか落ち着いた表情で


「……そうか。なら、大切に持っておくと良い」


 と、言った。スッゴい、結婚の報告に着た奴感が出て嫌なんだけど。

 少し、不満そうな表情を見せたことに気がついたのか「少し、話を変えようか」と言って隣に立っている執事の下向きで表情がわからない顔をアイアンクローで鷲掴みにし、自分の顔同様ひっぺはがした。

 剥がされた執事は急激に体が膨らんでいき、破裂した。パンッと軽快な音がなった後には黒く、目を離せばいなくなってしまいような人影がいた。


「まぁ、これだけだとわからないけどコイツの名前は“幻獣”。見たものの形になれる生物だ」

「……友達なんですか?」

「いや、違うね。これが君との違う、僕の支配魔法さ」


 わーお、急に言われたからどんな表情したら良いか分からないから適当に相づちをうっとけ。


「これが……?」

「ああ、そうだ。君は魔法への支配だったが僕の場合は生物への支配なんだ。だからコイツは従ってるわけでも慕ってる訳でもない。ただ僕に支配されているだけなんだ」


 そう言って指をパチン、と鳴らす。その音にあわせて隣にいた幻獣が蒸発するように消えていった。

 ここまできて俺は考えた。俺の支配云々は置いといて、賢王様がものを支配できるのならばドールが望んでいるボーイなラブになってしまうのではないか?そう考えた。リアルでそっちの貞操が危ないが気のせいだろう。気のせいだよね?


「……ああ、多分考えているけど人の支配も可能だよ。人数制限はあるけどね」

「ッ!?……謀ったな!?」


 身の危険を感じ、ソファの背を利用し後ろに逃げ賢王様に向かって魔法を放とうとするが次の言葉で止まった。


「だが、同じ支配魔法持ちには意味がないみたいだけどね。通じたら是が非でも支配したいんだけどね……魔法の支配」

「俺は遠慮しますけどね……」


 取り敢えずは効かないってことが分かったが真実かどうか分かる筈もなく、こんな拷問のような時間はまだ続くらしい。

……冷静になって考えてみると今書いている場面は作者が苦手とする場面であり、特に乗る気でも無かったのだがこれじゃあ成長はしないと思って書き進んでしまったけど……あの頃に戻りたい(遠い目)

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