事件の始まり
ヴゥー…わんっわんわん!!
私は海の吠える声で目が覚めた。
んー?どうしたんだろう。海の所へ行くって見ると隣の家の人が変な大人に土下座をしてた。
グルルル…
海は助けに行く気満々だった。うぅ。やだな関わりたくない。めんどくさそう。
でも海は私を引っ張って現場に行った。
はああ。めんど!でも困ってる人は助けなくちゃ。良心がでて来てしまった。私は渋々隣の人を助けに行った。
「あぁ?俺の女に手ぇだしやがって!てんめぇの首へし折ってもいいぞ?!そうされたくなかったら慰謝料だしやがれ」
ヤクザがすんごくでかい声で怒鳴っていた。
「ですから身に覚えがないんですって!そもそも僕は彼女いないんです!」
よーく見ると疑われている人は一人暮らしをしている幼馴染の陽太だった。
うわー内心では関わりたくなかったが幼馴染だから一応助けに行く。
「ちょっと待ってください。その人は私の彼氏です!」はああ 言っちゃった。
「あ?なんだと?」
「ですからその人は私の彼氏なので人違いだと思いますが。」
「そうなのか?」ヤクザが陽太に聞く
「あ はい。 彼女…真衣は昨日から付き合ってて…。」
「そうか。人違いか。悪かったなボウズ。幸せになれよ!」そういってヤクザは去った。
「ふぅ。助かったよ。サンキューな真衣!」
「本当よ!また彼女いないクセにモテるんだから。」
「ん?俺に惚れたんか?惚れちゃうと火傷すんぞ☆」
「うわ…そうゆう所がモテないんだよ」
「はいはいご指定有り難うございました!」
「…。」返す言葉がない。もう帰ろう。
「じゃあ帰るね。」と言い私はつないでいた海を連れて家に入った…はずだった。