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魔法と闇と絶望と  作者: 凛莉
第一章 ~歪み~
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第6話 接触

† † † † †


私がやっとの思いで手に入れたモノ(マジックソルチェ)を・・


アイツが現れて取られてしまった・・ううん、私が渡したんだ


それに、ゼリスクの人が『マジックソルチェ』って言ってた


私が欲しい物じゃなかった


そんな時、アイツが出てきたんだ


渡したら、私が欲しい物をくれた


リーディ・・アイツは敵なんだろうか


それとも───


† † † † †




「さて、今日は休日 アール・ミラトゥネの所にでも行こうかな」

僕は今家の技術室でレヴィンのメンテナンスをしている

変な臭いがするけど、メンテナンスには持って来いの機械があるから、仕方ない


「よし、異常無しだ レヴィン、どう?」

〈問題有りません〉

「良かった」

〈マスター、アール・ミラトゥネは海蜜公園にいます〉


あれ?レヴィン、聞いてたの?

〈先程仰ってたではありませんか〉

「あ、そっか じゃあレヴィン、転送時に服お願いね」

〈了解〉


瞬間移動(テレポート)

僕はソファーから立ち上がり、数歩歩いてから移動した

そういえばあの格好をしていると、性格が変わってしまうのは、何故なのだろう?


その時、近くにあった物を落としてしまったのはまた別の話。







「うわっ!?」

僕・・私はアール・ミラトゥネの目の前で着地した

彼女から見れば目の前から人が落ちてきたのと同じ、驚くのも無理は無いですね


「アール・ミラトゥネさん、今日はお話があって来ました」

「アール、コレ誰なの?」

「リーディ、魔石・・リーフィをくれた人でもあるわ」


肩に乗っているのは・・

魔石を使って使い魔を出した見たいですね

リーフィ・・ウサギの姿をしていますが目が翡翠色、風属性の魔石だったんですね

一応人の形にもなれるんですがね



「覚えていてくれたのですね?アール・ミラトゥネさん」

「アールでいい、さんもいらないから」

「ではアール、早速ですが、一時的に私と組みませんか?」


「・・え?」

「どういうことなの?」


「つまり、私はアールに協力する、そしてアールは私に協力して欲しいのです」

「リーディ、貴方の目的は?」

「私の目的はマジックソルチェ、アールの目的は魔石と・・別な何か・・でしょう?」

「・・・っ!?」


やっぱり図星みたいですね、驚いた顔をしています

「アールと私、二人でマジックソルチェを持って行き、私に渡してください そしたら1つにつき1個、魔石を渡しましょう 全て渡してくれたらアールのもう一つの目的も、協力してあげます」


「何でお前がそのことを? 誰にも話してないはずなの!」

「その事については、そこのゼリスクの魔導師を退けてからにしましょう」

「えっ? ・・あっ!」

私が上を見ると、人が居た

ゼリスクの魔導師、私達を捕まえに、そして情報収集

悪趣味ですね 盗み聞きなんて ましてや、空の上からなんてね


「数は3人、通信機能も付いていて盗み聞き、盗み見をしている本部付き、強制転送システムも搭載 公園中に結界を張ったのですね」


あちらには絶対に被害は無い、と言うことですか・・


「このガキ!何故知っている!」

「落ち着け あの変な子供の方は魔力Dランクだ 楽勝だろ」

「それもそうだな」


愚かですね、制御しているのにも気づけないなんて


ふふ、日も暮れてきました 今日の話し合いはお終いですね

「アール、明日の13時、またここでお会いしましょう」

「え!?あ、はい!」


アールとリーフィを少し遠くに転送させ、公園内に残ったのは私と、魔導師ですね


「行くぞ! 捕獲だ!」

「「おう!」」

魔力で作った網・・ぬるいですね 少し動くだけですから


「何だと?避けてやがる!」

「ファイヤブレスト!」

「危ないですね」


これも軽く避ける

「さて、そろそろ家に帰りたいのです 失礼しますね」

「はぁ?」


「気絶して、帰ってもらいます」

私は周りに小さい水の玉を作って魔導師達に放つ


「な・・早・・うわあぁっ!!」

「なんだこれ!?ぐわぁっ!」

「このガキ何し・・うおわぁぁっ!」


「魔力と水で作った、弾ですよ ピストルの弾みたいな・・ね? 一応非殺傷にしてありますよ」

魔術師全員が空から落ちて地面に倒れる

一人は土の上

一人は砂場の上

もう一人は可哀想に、遊具の上へと落ちた


「強制転送始まりますね 私も帰りますか」


瞬間移動(テレポート)


公園には誰も居なくなり、結界も解かれた





僕は家に帰ってきた 勿論服も戻っているため、性格も戻った


今日の成果は中々・・かな

「レヴィン、どう思う?」

〈上々ですね〉



明日楽しみだな アノ人がきそうで・・

「ふふ・・」

〈マスター、その笑い方は不気味です〉


人がどう笑うかなんて、別にどうでもいいじゃないか

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