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魔法と闇と絶望と  作者: 凛莉
第一章 ~歪み~
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第5話 日常

「なんだって!?マジックソルチェはリーディとか言う奴の物だって!?」

「そうなんです」

「僕もはっきりこの耳で聞きました!」

「そんなハズは無い!」

いきなり秘書のイズリ=セギィが怒鳴った


「はゎっ」

「マジックソルチェはゼリスクの建物を保つ大事な物なんだ 嘘に決まっている!」

実はこのゼリスクの本拠地(?)はでっかいフリスビーみたいな形をして飛んでいるの

出入り口は2つなの

・空を飛んで行くか

・地上の入り口から転送口で行くか の2つ

皆地上の入り口から入ってくるんだけどね


「でもリーディが持っていた腕輪にピッタリマジックソルチェがはまりました」

「そんなのは偶然だっ!」


「・・イズリ、どうしたの?」

「あっ、ウルス管理長」

ウルス管理長だ、そうだ聞きたいこと言ってみなきゃ

「「マジックソルチェって誰の物なんですか!?」」

あれ?クワィと被った?


「ゼリスクの物よ」

あぅ、サラっと言われちゃった・・


「ほら、ユズキ、もう日が暮れるよ?帰りなさいな」

「え? あ!! 失礼しましたぁぁぁ~っ!」

「待ってよユズキィー!!」

急いで帰んなきゃ! 怒られる! ・・後からクワィの声もしたけど いっか☆





◇◇◇◇

「おはよー」

「おはよー」

「ユズキ、おはよ」

「マーレちゃんおはよう!いつも早いね 一番なの?」

私が教室に行くともういるんだもん


「一番早いのはあの子なの」

「ふぇ?そうなの?」

「そうなの・・ 悔しい!」

「あはは・・」

マーレちゃんって負けず嫌いなんだねぇ


「声かけてみる?」

「えぇー!?じゃあユズキから行って来て!」

「あうぅ、行ってくるね」



「おはよう」

「・・? あぁ、おはよう霧島さん」

「名前、教えたっけ?」

「僕が勝手に覚えただけだから、気にしないで」

「じゃあ、名前、教えてくれる?」

「いいよ 僕は雪矢 望月雪矢」

ほえー・・・いい名前


「一応私はユズキの友達のマーレよ マーレ=ミゼ・シレナ」

「シレナ・・・人魚って意味だね いい名前だね」

「あれ、知ってるの?」

「一応・・ね」


『キーンコーンカーンコーン..』

「チャイムが鳴ってる!」


「はいはーい皆席についてー」




・・あれ?雪矢君、先生の話聞いてないみたい


「望月さん?授業聞いてないと分からなくなりますよ?」

「あ、いえ この位なら覚えてますから 自分で勉強してます」

ほぇー!?覚えてるの!?

すごいなぁ雪矢君


「その本は?」

「大体大学レベル・・くらいですかね?」

『大学!?』

全員の声が重なったのは言うまでも無い


そんな感じで学校終了!



「かえろーっと」

「あれ?雪矢君もういない」

「本当だ、早いね」


「じゃあ帰ろっか」



「またねー」

「バイバーイ」



このまま帰ってもいいけど、ちょっと家の側にある裏山にいこっかな

森みたいに広いけど全部道覚えてるし


~♪ ~♪


「笛の音?」

裏山からだ、行ってみよっと



「ここかな?」


「あっ・・」

「雪矢君」


笛吹いてたの雪矢君だったのかぁ・・・


「オカリナ、好きなんだ 一曲、聴いて行く?」

「うん!」


~♪ ~♪


その音色や笛を吹いている雪矢君の事は一生忘れられないだろう

プロのコンサートも霞んで見えちゃうくらい

とても弱いようで力強く、どこか悲しげで儚くって、神秘的な音色

背景の森が、とても・・似合ってた


でもそんな時間もあっという間


「・・どうだった?」

「凄い!プロみたいだった!」

雪矢君はちょっと困った顔をして言った


「そうでもないよ、僕みたいな化物なんて・・・」

「・・?」

「あ、あぁ何でもないよ 僕は帰るね じゃあまた学校で」


あれ、帰っちゃった

私も帰ろっと

短いかな・・?

今回は全部ユズキちゃん目線です


笛の流れを入れたかったです。

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