第37話 ルナティア 前編
2ヶ月以上空いてしまい申し訳ないです。
この小説は本当にプロットもなにもない、行き当たりばったりの小説です。
最近小説のネタが出なくなり、更新が止まってしまいました。
これからもダラダラと続けていきますのでどうかよろしくお願いします。
〈ランダム転送:ルナティア〉
「・・っ」
「・・・眩しっ」
先程まで薄明るい場所から一変し、晴れ渡る太陽の真下。
急に変わったのと、さっきまでの明るさに目が慣れていたせいか、とても眩しく感じる
「草原ですか・・・」
やっとこの明るさにも慣れ、辺りを見回すアンサ
言った通り、この辺りには草原が広がっているようだ。
そよ風がとても心地よい
レヴィンがピピッと高い機械音を鳴らした
〈ルナティア、有人世界です。私たちの魔法とは少し違った、属性魔法を主にしています。
文明レベルはそれほど高くありません。まぁ、よくあるゲームの世界に似たような物ですね。
あ、言語は心配しなくていいですよ。この世界全体に翻訳魔法が掛かっているようですから〉
「んにゃー」
・・うん、レヴィンからゲームとか初めて聞いた
変な気配も無いし、此処もハズレみたいだね
「そういえばこの世界では、私たちの魔法は使えるのでしょうか?」
「使ってみようか」
アンサの足元から魔方陣が展開され、
「ダイヤモンド・ダスト」
と唱えると辺りにキラキラとダイヤのようにきらめく氷の粒子が風に舞って辺りを見えなくさせていた。
しかしその氷の粒子は触れると何故か、ひんやりとしていた
「発動は大丈夫なようですね。 師も一応試しては?」
「そうだね、何の魔法にしようか・・・ん、此れにしよう」
灰色の魔方陣が僕の足元に現れ、薄い金色の光を一瞬だけ放った
「ファイアランスシャーリング」
ポッという音が聞こえ、小さい火の槍が現れ、少し前の地面へ突き刺さった。
それと同時に周辺の草が燃え、そこだけ地面の土が見えるように、焼け焦げていた
「師?」
「あぁ、アンサのダイヤモンド・ダストが冷たかったからね。もしかしてと思ったんだ
でもまさか、本当にただの無属性魔法が、属性魔法へ変換されるなんてね・・」
〈多分私たちの世界の魔法は名前にちなんだ属性が、どれにも当てはまらない場合は何時もと変わらない様ですね〉
「不思議ですね・・・ この世界に無属性魔法は無いのですね」
「にゃー」
ノワールが「コッチ」というようにある方向へ歩いていく
ノ、ノワール?
「うにゃー」
「んん・・? レヴィン?」
〈・・・! え、はい。ノワールが向かっている先は生命反応が多数・・ 人ですね〉
「人・・街か村でしょうか、兎に角ノワールを見失う前に追いかけましょう」
アンサが早歩きで歩き出す。
ノワールはもう動く黒い毛玉となるまで歩ってしまっていた。
「あ!待ってノワール」
早歩きで追いかけると、すぐにノワールの下へ辿りついた
僕はノワールを片手で抱き上げ、両手で抱きしめた
「ほら。 ありがとう」
「ニャア!」
当然、と言うようにノワールが鳴く
〈私でも先程まで感知出来なかったと言うのに・・・・〉
道中レヴィンが小声で何か言っていたようだけど、珍しくノイズが入っていて聞き取れなかった。
「そういえば師よ。私たち、不審者じゃありません? この世界では身元もなにもありませんし・・・」
「あっ」
アンサと自分の服装を見る。
アンサも黒いコートを着ていて、服は見えない。
黒い人と(見た目が)幼い灰色の子に猫
「旅人・・としてやればなんとかならないかな?」
「関所で門番に止められますよ」
「ぐうっ」
「どうするか・・」
ピピピピッと機械音を鳴らすレヴィン
〈えぇ、そうしましょう。此れしか有りません 不法侵入致しましょう。〉
埋まっている5つの赤い石は全てチカチカと点滅していた
「「はっ!?」」
レ、レヴィン?何を言っているんだ!?な、何かバグでもあったのか?!
〈・・あー、すいません、冗談が過ぎました。 でも直ぐにこの世界は発つのです。
バレてもマスター達なら何とかなります〉
少ししょんぼりしたような声から、何時もの声へと戻る。
レヴィンに本当に・・・本当に・・中の人って、いないよね?
「・・・レヴィン殿が言うのであれば、これもまた一興ではありませんか。でしょう、師よ?」
「うん。もう僕は元の世界でも犯罪者だからね。ここでまた犯罪犯しても同じ事!」
〈すいません・・その考えは如何な物かと〉
レヴィンに突っ込まれる。
「ハイドを掛けて、飛んでいこう」
「分かりました」
フッとアンサの姿が消える。
ハイドも無詠唱で出来たんだ。
自分にハイドを掛け、透明になる
「・・? 薄っすら、見える?」
「これは・・・大丈夫でしょうか」
アンサの姿が今にも消えてしまいそうなほど、薄く透けて見えていた。
それはアンサも同じ様だった。
〈この世界だとハイド中の者同士、見えてしまうようですね。──検索した結果、ハイドはこの世界にありません。
安心して進入してください〉
そうなんだ・・ 別な作りで似た魔法があるのかな?
「そろそろ行こうか」
「はい」
まだ見ぬこの世界の住人に思いを馳せ、僕達は空を飛んでいった




