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魔法と闇と絶望と  作者: 凛莉
第一章 ~歪み~
20/70

第19話 嵐の前の静けさ

このタイトル、自分の他の小説のにもあったな・・

「はぁ・・」

「ユズキ?元気ないね」


「あ、マーレちゃん」

今日は平日だから学校なの

今はお昼休みだからお喋りいっぱいできるから、嬉しいな!


アールちゃんとソーミィちゃん、星武君は任務でお休みなんだ。


「うん、雪矢君の事でね」

「そういえばアイツ、8月からずっと来てないね」

今はもう2月の初め、雪矢君が眠ってから半年なの


「うー・・マーレちゃん、今日放課後、空いてる?」

「うん、今日は大丈夫だけど、それがどうしたの?」


「ちょっと付いて来て欲しいんだ」


目的は2つ、雪矢君のお見舞い


もう一つは・・




マーレちゃんの勧誘


マーレちゃんは魔力を持っているの

水属性、補助型の

補助型はほぼいないの

だからなんだって






そして放課後、マーレちゃんと一緒にゼリスクまで歩いてるんだ


「ユズキ・・ここ何処なのよ?」

「もうちょっと・・と、着いた!」


「何これ?」

「この上に乗って!」

不思議がるマーレちゃんと一緒に、ゼリスクへ飛んだの





「ちょっとユズキ!!ここはどこ!?」

「え、えっと「ここはゼリスク本部です、マーレ=ミゼ・シレナさん、ゼリスクへ入りませんか?」」


うー・・イズリ秘書いつの間に・・

びっくりした・・のはマーレちゃんの方かも、いきなり本題切り出されちゃったんだから


「えー・・入りたいけど、何で?」

「それはマーレちゃんが魔力を持ってて、魔法の才能があるからだよ」


「な・・ユズキ、なんで教えてくれなかったの!?」

「基本的に両親以外の口外を禁止していますから・・  ようこそ、マーレさん、ゼリスクへ」

こうしてマーレちゃんもゼリスクの仲間入りをしたの


嬉しいな、友達の魔導師が増えて



そして私とマーレちゃんとイズリ秘書の3人で医療室へ向かったの


「ここだ」

コン、コン イズリ秘書が二回ノックをする


「は~い、雪矢君はいつもと同じですよぉ~」

「え? アイツもゼリスクの?」

「いや、彼は1ヶ月のお試し期間、で仮で入ったんだ」

マーレちゃんはどうでも良さそうな顔をしてた


「ここか」

医療室の一番隅で暗いベットで一人の少年が寝ていた


「雪矢君、まだ起きないのかな?」

「もしかしてずっと、半年間眠っているというの?」

「マーレの言うとおり、彼は吐血して倒れていたんだ」

「・・と、吐血?」


〈・・こんにちは、イズリさん、ユズキさん、マーレさん〉

レヴィンが喋った!


「腕輪が喋った!?」

小さな机の上に置かれていたサロを見てびっくりするマーレちゃん

そんなマーレちゃんも可愛いな~


〈イズリさん、ウルスさんに伝えて欲しい事があります〉

レヴィンってサロなんだけど、凄いんだよ~

普通はこんなに喋れないのに・・


「伝えたい事とは?」

〈マスターが起きたら、直ぐに何も無い世界へ転送させて下さい〉

「・・起きるの?」


〈必ず・・・起きるでしょう〉

そのレヴィンの声はとても悲しそうだったの

私のスティラは感情が全然感じられないのに・・・



その後、レヴィンは自ら雪矢君の腕へと戻ったの

普通のサロはこんな事しないのに・・不思議だなぁ



そして今日は解散ということになったの








◇ ◇ ◇ ◇ ◇






そして数週間が経ったある日、マーレちゃんとの初の協力任務が来たの


「行くよ、アクア」

〈了解、マスター〉

「クワィ、スティラ、行くよ!」

〈了解です〉

「了解!!」



任務は、反ゼリスク組織の撲滅、捕縛

むぅ・・なんでそんな事をするのか、分からないなぁ


マーレちゃんのサロは、水色の星型ネックレスなの

バリア服は水色の袖なしワンピースに、白いブーツ、白い本なの

とっても似合ってるの


マーレちゃんは本を開いたと思ったら

「ウォールバリア」

そう唱えて目の前に水の壁を作ったの


「へ?」

その瞬間、雷魔法がこっちに来て、水の壁にあたったの

撃ったのは、機械だったの


「ユズキ、早く!」

「あ、うん!」

「僕は捕縛に向かうよ」

クワィは素早く敵のアジトに向かっていったの


クワィの報告が来るまで私達は魔法の打ち合いをしてたの


『ユズキ、こっちは終わった!建物、よろしく!』

クワィの通信が来た!


「マーレちゃん、防御、よろしくね」

「任せて!」


「アクア・・・」

私の杖に淡いピンクの魔力が集まっていく


「キャノン!!」

私はソレを建物に撃ち込んだ


建物はバコーンという音と共に、消え去ったの


「もう何も・・驚かないわ」

?、私何か驚くような事した?





「お疲れ様」

「それじゃあ、また明日~」

「うん、またね~」



何も無い日々

特に大きな事件も無い日


これを平和、平凡というのか


嵐の前の静けさ、というのか




それは、考える人次第

使い魔空気。


大体5話単位で急展開します。

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