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魔法と闇と絶望と  作者: 凛莉
第一章 ~歪み~
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第1話 少年の目覚め

「ここは・・どこ?」

ふ・・と少年の目が覚めた


少年は上半身を起こす

そして少年の目に飛び込んできたのは


「う・・わぁ・・・」

大きな部屋、豪華な装飾品

どれも一つ一つが高級な物だったのだ


「きれい・・」

少年は歩いて棚の物置を見ていた


「あれ?なんだろう・・これ」

少年が手にしたのは一つの古ぼけた鍵

少年はそのままポケットの中に鍵を入れた


「そういえば、ここ・・どこ?」

真っ先に気づきそうな事に少年は気づかなかった


「手紙・・?」

少年が寝ていたそばにあった机に、一通の手紙が置いてあった

手紙の内容は、ほとんどひらがなで書いてあった為、5歳という幼さの少年でも読むことが出来た


『君がこの手紙を読んでいると言う事は、目が覚めたんだね。 ここは君の家だ


 一人ぼっちだけれど、きっと君なら大丈夫 近くの棚に置いてあった鍵があるだろう?


 廊下をまっすぐ行った所にある部屋、そこへこの鍵を使って行ってごらん


 6歳の4月には君は学校へ行くんだよ、それまではあの部屋でお勉強をしていてね

 

 それと・・君の名前は望月もちづき雪矢ゆきやだ、覚えていてね』



「・・変なの!」

手紙を置いて廊下を走っていく少年──雪矢


「ここ?」

雪矢はある大きな扉の前に立っていた

雪矢は鍵を開ける 錆びていると思われていた鍵穴だが、案外簡単に開いた


「本がいっぱい」

そこには数え切れないような本が綺麗に整理されていた

しかもその本は全部分厚いものだった


──これを読まなきゃ


何かに誘われるように行く雪矢

そこには一冊の本があった


「なんだろう、これ」

表紙を開く、すると雪矢は適当に読んでいるかの様にペラペラとページをめくり始めた


「面白そうだな・・“魔法”」


実はこの家、普通の本だってたくさんあるのだ

しかし、雪矢がいる此処は・・全て『魔導書』だったのだ



毎日毎日、色んな魔導書を読んでいた雪矢

その知識は全て直ちに吸収されていた

そんな毎日だった


ある日、あるページに目が止まった

「・・主の支え(サポーターロード)?・・面倒だからサロでいいや」

適当にサロ、と略称を作った少年だが、組織でも『サロ』と呼ばれていたのだ


腕輪の様な図の下には、

色んなメリットが書いてあった

しかし、デメリットもあった

そのデメリットとは、『誰もが持つ事は出来ない、持つ事が出来るのは===』


「肝心なところが掠れてて読めない・・」

雪矢は落ち込んだ


そうだ! と立ち上がった

「ないなら、僕が造ればいいんだ!」

早速やろう!と雪矢はサロを造り始めた


雪矢は本に書いてあった図面の様に造り上げていく

そして一年経ったある日、やっと完成した


「こんなものかな?」

本人はこんなもの、と言うけれど、完成した品は組織の高性能など屁のような物・・

恐ろしいほど高性能のサロを作り上げたのだ たった一年で


「うーん、カッコいい!」

金色の土台に、一定間隔で石が埋め込まれるようになっている

シンプルなものだが、雪矢にとってはカッコいいのだろう

雪矢の手には少し緩いが、成長すればピッタリだろう


「あ、そろそろ学校の手続きをしなきゃ」

〈Starting.All normal Main Please name me〉(起動、全て正常 マスター、私に名前をください)

「あ、起動した ・・名前が欲しいの?」

〈Yes.〉(はい)

「じゃあ、君はレヴィン! よろしくね、レヴィン」

〈Thank you. My Lord.〉(感謝します、私のマスター)

「うーん、英語もいいけど、日本語にしてくれる?」

〈畏まりました、 でも、何故マスターは日本語へ?〉

「そっちのほうが、馴染み易いからね」


〈成る程 マスター、学校の手続きは宜しいのですか?〉

「あっ!」

雪矢はレヴィンが起動したことにより、全て忘れていたのだ


「バレないようにレヴィンは腕の上の方に・・よし」

〈マスター、魔力を無力化にさせて頂きますね〉

「ありがとう」


「急がなきゃ」

誤字脱字があればご指摘願いまする。


レヴィンが日本語にしたのは翻訳が面倒だからです。

やばい妄想が止まらない、このまま頑張るぜ!


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