四蹴 ボーボー
ターカオ
そしてダークドレアムはデスタムーアをボコボコにし、
夢の世界に平和な日々が戻るのだった。
「いやあ、楽しかったなあサクマヒメ」
「スライムジュース美味しかったんじゃ」
二人はディズニーランドの帰りみたいな感じに感想を交わす。
「ママダンテ!」
「うわ、びっくりした!」
「ふふ、私も魔法が使えるようになってしまった。賢王ポロンの気分だ」
「ええのう。私も魔法使ってみたいわい」
「まあ、あっちの世界だと魔素みたいなのが多いみたいだから、あっちで練習すればコツ掴めるかもな」
「じゃあまた行こう!」
サクマヒメと貴央先生は拳を打ち鳴らす。そして軽くキスをする。その情景に
「うわ」
と幻野くんが初心な反応を示す。
「おいおい、幻野くん。ちょっと股間が熱くなってないか?」
貴央先生が淫靡な追い詰め方をする。さすがだ。
「そうですね。帰ったらまたセックスしますか?」
「な!」
しかし、幻野くんのこの返しにより、貴央先生は赤面してしまう。
「また?」
「いや、違うぞサクマヒメ!」
「また貴央先生のパイパンマンコ見たいなあ」
「パイパンなのか、貴央先生」
「違うぞ! ボーボーだ! 黙れ、幻野くん!」
貴央先生は混乱して推しに強い言葉を浴びせてしまう。しかし幻野くんは全く気にした様子もなく、楽しそうに笑う。そして三人は
「もう帰るの?」
「ああ。またなハーハラ」
ハーハラに現実世界へ送り届けられ、短かった旅行は終わる。
ボッツ