第29話「秋色のかわいい、完成間近! みんなの手で紡ぐ温もり」
校舎の窓から差し込む午後の陽射しが、手芸部の部室をやわらかく包む。
「みんな、これが最後の仕上げね!」
志乃が裁縫道具を手にしながら声をかける。
【制作のラストスパート】
部員たちはテーブルを囲み、マフラーや手袋の縁にフリルや刺繍を施していく。
「こよみ、ここのレースのバランスどう思う?」
桜井りおが不安げに尋ねる。
「いい感じだよ! もう少しだけ、ふんわりさせようか」
こよみが笑顔で答える。
【失敗も成長の一部】
「あっ、糸が絡まった!」
りおが慌ててほどきながら、みんなが手を差し伸べる。
「大丈夫、誰でも最初はそうだから」
詩織が励ます。
「うん、失敗しても大丈夫。そこから上手くなるんだよね」
真宵も微笑んだ。
【完成した作品と想い】
つばきが、みんなの手作りのマフラーを手に取り、優しく広げた。
「秋の紅葉みたいに、色とりどりで、ぬくもりが伝わってくる」
「これをつけた人が、笑顔になれますように」
志乃が静かに願う。
【文化祭に向けて】
「文化祭で、この作品を展示して、みんなに見てもらおう!」
こよみが元気よく提案。
「うん、かわいいはみんなの心をつなぐ魔法だもの」
りおもはりきって答えた。




