第12話「文化祭直前! 最後の仕上げと最大の試練」
文化祭まで、あと三日。
手芸部とファッションデザイン研究会の合同プロジェクトは、完成間近の作品たちで部室が溢れていた。
「みんな、最後の仕上げに集中よ!」
詩織が鋭い眼差しでメンバーを見渡す。
志乃と真宵、天音は手を止めずに縫い直し、細かい部分までチェックしていく。
【突然のトラブル】
しかし、その時――
部室のドアが激しくノックされ、教頭先生が慌てた様子で入ってきた。
「手芸部、ファッションデザイン研究会の皆さん!文化祭の展示場所に急遽変更がある。スペースが大幅に狭くなったので、作品数を減らさなければならない!」
「ええっ!?せっかく準備したのに!」
【葛藤と決断】
部員たちは混乱し、誰もが困惑した表情を浮かべる。
「どうしよう……全部出したいのに」
志乃は深呼吸し、みんなの顔を見た。
「大切なのは、数じゃない。私たちの“かわいい”の気持ちを伝えること」
【最大の試練】
時間は限られている。
メンバーは互いに意見を出し合い、作品の中から最も魅力的で代表的なものを選ぶことにした。
「ここが、私たちの本当の力を見せるとき!」
【一丸となって】
最後の夜、部室には熱気が充満する。
「絶対成功させようね!」
そして志乃の目に力がみなぎった。
「かわいいは、強いんだ!」




