第10話「手芸部×ファッションデザイン研究会 合同プロジェクト開始!」
新学期が始まり、校内に新たな風が吹き込んだ。
手芸部の部室には手芸道具とともに、デザイン研究会から借りてきた大きな製図板やカラフルな画材が並ぶ。
「今日は合同プロジェクトの第一回ミーティング。みんな、気合入れて!」
詩織が部室の中央で声を張り上げる。
志乃、真宵、天音、そしてファッションデザイン研究会のメンバー数名が集まった。
「今回のテーマは、“校内文化祭で披露するファッション&手芸の融合展示”。
お互いの得意分野を活かして、最高の作品を作りましょう!」
【意見交換の熱気】
志乃が手作りのレースやリボンのアイデアを出し、詩織は革素材を使ったアクセントを提案。
天音は編み物でバッグやアクセサリーの飾りを加える案を持ち寄る。
「これ、すごくかわいいけど、もっと個性が出せるかも!」
「そうね、色や素材の組み合わせも試してみたい」
研究会のメンバーも負けじと新しいデザインスケッチを次々に披露した。
【チームの絆】
議論は熱を帯び、時に意見がぶつかることもあったが、やがて笑顔で互いの良さを認め合う。
「私たち、チームとして一つになってる」
「かわいいを、もっと自由に、もっと強く」
【次なる目標へ】
「よし、次は試作だ!みんなで全力で取り組もう!」
「はい!」
部室に響く元気な声が、新たな歴史の幕開けを告げていた。




