好きと伝えたい。
なあ、結季知ってる?
俺、お前がすきなんやで?
気付いてる?
いつも言ってる【好き】って本気なんだよ?
でも、もう、終わりにするよ。
この気持ちに終止符を打つよ。
「結季-、好き-」
「毎日アリガト-輝樹」
「いえいえ-」
これが毎日のやり取り。
でも、もう終わり。
結季に彼氏ができたから
「結季-大城と上手く言ってる?」
「ん-普通に。。ね」
照れてそういう結季はホントに幸せそうだった。
「ならよかった。」
「だから、もう、好きなんて言わないでね?」
うん、俺もそのつもり。
「わか-ってるよ」
「ならよかった」
「俺さ、お前に会えてよかったよ、ばいばい」
「輝樹。。。これからも友達だよ?」
「うん、あ、俺用事あるから早退する-」
「じゃ、言っとくね^^」
「うん、ばいばい」
結季に背中向けた時もう泣いてたかもしれない。
用事。。それは、転校。
ばいばいは、本当のバイバイ。
叶わなかった恋と叶ってほしくなかった気持ちが複雑に混ざったまま
俺は、ただ、逃げるんだ。怖くて情けない。
でも、幸せになってほしいから、
結季に、こんな気持ちの俺が居たって駄目なんだ。
だから、、「ばいばい、結季っ!!!」
そう言って俺は、遠くに行った。
---それから5年後---
今でも思うよ。
もう一度好きだと伝えたい。
まだ、結季が好きだと。。。