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嗚呼、なんて素晴らしき休日

今回から3話分、間章を挟みます。

短いのでちゃちゃっと投稿する予定です。


今回は新メンバーNitoOちゃん回です。


今日は土曜日!


普段なら会えないはずの颯くんに会える〜


二戸 陽菜は愉快に鼻唄を奏でるながら学校への坂道を降っていく。

今日は昨日結成したNF杯へ向けたチーム練習初日。同じチームになったからには想い人に会える機会も必然的に増える。そんな輝かしい日々の初日、彼女はバッチリとメイクをしてきた、準備は万端だ。


ルンルン気分で階段を登り部室に到着した。


「皆おはよー!今日から頑張ろぉー!」


部室の中には、見慣れた部員と生意気な一年生しかいない。


「あれ?颯くんと月城さんは?遅刻かな?」


生意気な1年…水篠梵は表情一つ変えずに答える。


「2人は自宅からランクタワーに挑んでもらってる。今日から2週間俺たちは戦術面での連携を高める。」


「え、これからも2人は来ないってこと?」


「あぁ、2人は個人戦闘能力を俺たち3人はチームとしての戦術を高めていく。」


え、うそ…せっかく同じチームなのに会えないの?こんなの今までと変わらないじゃない!


「わ、私は5人でした方がいいと思うなぁ〜」


「いや、あいつらは戦術を仕込んで縛るよりも自由に暴れさせたほうがいい。逆に、あの2人の手綱を握る俺たち3人がしっかりしないとチームとして纏まらない。そこを理解してくれ。」


「わ、分かったわ。」


二戸は見るからに項垂れた。

もし彼女が獣人ならば立っていたケモ耳は下を向き、フルフルと振っていた尻尾は完全に停止したであろう。


なんなのよコイツ!水篠梵…覚えてなさい。私の恋路の邪魔をした事忘れないからね。

というか、月城さんは2週間颯くんとマンツーマンでランクを周回するってこと?そんなの羨まし過ぎるじゃない!


この一件以降、二戸の八都寧に対する当たりが強くなるのだが、それは完全なる八つ当たりだ。




二戸は気持ちを切り替え、役に立つ女になるべく邁進する。


次回は未だ謎に包まれている男、TeLeSのお話。

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