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モヤモヤした気持ち

「テ、ティナ…今、話していた事って…」


「…優也くん…あなた…」



ナギやアイは優也の元に駆け寄る…






プラティナは優也を見つめている…


優也は彼女に向かってゆっくり頷いてみんなに事情を説明し始めた…



「実は…」












「ええっ!!」


「そんなんアカン…アカンで…殿…」


「話し合うのは賛成だけど…」





…当然ながら優也の「謝罪」について、みんなの意見は否定的なものであった…




「殿…殿はバビロナとウチらを守ってくれたんや…

せやのに何で謝らなアカンねんな…」


「そ、そうですよ…優也さん…


私、あの人のおヨメさんにされかけて…

どんなに怖い想いをしたか…」




「確かにさ…君達を酷い目に合わせたイミテを今でも許せないよ…」



「それやったら…何で…」




「でも…イミテのお姉さんから見ると…


僕は可愛い弟の幸せを奪った男…


弟を石像にしてしまった…憎っくき男なんだよ…」




「そやかて…」



「お止めなさい…ジーナさん…」



アイがジーナの肩に手を置いて首を横に振る…



「あなたが誤解してジュエラを許せないと言った時…優也くんはあなたに対してどうやって誠意を見せたか…忘れてしまったの…」



「あ…」



「あなたはその優也くんの真っ直ぐな誠意を見て…彼をまた殿と呼ぶようになったんじゃ無かったの…」



「………」



アイの言葉に周りには一瞬にして誰も反論する者は居なくなった…




その時…



「だ、大丈夫よ…」



プラティナが口を開いた。



「まだ話し合ってもいない内から謝罪の話をしても仕方ないわ…




…事実についてお互いに納得いくまで話し合ったら絶対に分かり合えると私は思ってる。


…ううん…私と主人の為になんとしてでも…

理解してもらわなきゃ!!」



言い聞かせるように話すプラティナ…









そこにいる全員が優也や仲間と築いてきた愛情や努力や夢を思い出していた…






純粋な気持ちでぶつかった相手…


それは時には自分の中の壁だった時もあった。


嬉しい時も…悲しい時も…いつも包まれていた。



信念を持つ事を教えてくれた優也への愛情は日に日に大きくなっていく…


みんな…そんな自分が大好きで誇りを持っている。



なのに…間違いだとは思いたくない…







正に今…ジーニャが苛まれている想いをみんなが共有していた…










…夜が明けた…次の日…



早朝に…ゴルドはマーブルの元に使いの者をよこし、ジュエラ王宮へと迎え入れた。



紅茶をゆっくりと口に運びながら話し始める二人…






「朝早くからすまんな…なるべく人払いをして話したかったものでな…」



「…いえ…お気遣いなく…昨日はありがとうございました。ゴルド様…」



「もうお身体は大丈夫なのかな⁉︎」



「はい…言葉では言い表せない位…


本当に反省しております…」




「いや…止むを得ないのかもしれん…


全てはワシの不徳の致すところから始まっておる…



弟君…イミテと我々にあった事、そして彼が今どうしているのか順を追って説明させて頂こう…」




不安げな表情を浮かべながらマーブルは…



「はい…宜しくお願い致します…」



ゆっくりと深く頭を下げた。

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