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炎の鳥


グ、グオォォォォォ…!!!





優也達が駆けつけるとプラティナ達…魔法飛行隊が周りを飛び回るのをゴーレムが手で払い除けようとしていた…



しかし…いくら呪いの力でパワーアップしていると言ってもスピードが上がった訳ではなく、魔法の箒の飛ぶスピードに敵う訳がなかった。



プラティナがゴーレムの正面から斜め四十五度の位置に箒を着けた…





「さあ…クリスさん…狙うのは《《アレ》》よ…」






クリスはプラティナが指差した額の呪い札に標準を合わせた…



その時、容赦無くゴーレムの拳がプラティナ達を襲って来た…



「きゃあ…!!」



プラティナはギリギリで拳をかわした…



「もう…危ないわね!!!


ジッとしてなさいよ…この石頭!!!」




「いや…相手も流石にジッとは…


でもこのスピードで飛びながらは…


なかなか難しいですね…」




「とにかく何回か周りを回ってみるから…


あなたのいいポイントで撃ってみて…


あなたの腕が頼りなのよ…お願い!!」




「わ、分かりました!!


…レーヴァ隊長にも良いところを見せなきゃ…」




「えっ⁉︎何か言った…?」




「いえいえ…こっちの話です…アハハ…


じゃあ…行きますか…!!


集中集中!!!」



そう言って彼女は目を閉じた。




プラティナがゴーレムの攻撃を避けながら飛ぶ…



クリスは目をつぶったまま…手の感触だけで弓をつがえた…



そして真っ直ぐにゴーレムの額…呪い札をイメージした…




タイミングを計る彼女…





…バサッ…





…な、何…⁉︎


す、少し矢の先が重くなって…⁉︎




彼女は驚いて目を開けると…



矢の先にはゴーレムの方を向いた小さくなったフマが止まっていた!!





「えぇぇぇぇぇぇぇぇ…っ!!」




…大丈夫です…クリスさん…



「優也…様…」



あなたは気にせず…札を射抜いて下さい…


お願いします…





心配そうに下から見つめる優也達…



しかしその瞳の中の信頼を彼女は感じ取っていた…





…再び瞳を閉じるクリス…




…もう少し…もう少し…




箒がさっきと同じ斜め四十五度の位置に来た時…


彼女の瞳がカッと開いた…




「今だわ…!!!」




クリスは番えていた弓を放った…!!






大型の伝説の弓…


ヤドリギの弓から放たれた矢は少し小さな放物線を描いて呪いの札に一直線に向かって行く…






…ジュワッ……



だが…矢はゴーレムを包んでいた炎に溶けてしまった…




「今だ!!マーブルさん!!」



「ええ!!」



そのタイミングでマーブルが先程と同じようにパチンと指を弾いて鳴らす…





フマは元の大きさに戻り…二段ロケットのように矢から飛び立った…






「いっけえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!!!」




声を揃えるように叫ぶ皆の想いを乗せて…


炎の鳥は鋭いくちばしで札を引きちぎった…






フィィィィィィィィィ…ン…!!!




そしてゴーレムをあざ笑うかのように大空へと飛び去って行った…



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