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準備OK!!


優也はレーヴァに頼んで射程距離の一番長い大型の弓を持って来て貰った…





「すみません…お力になれなくて…


しかしこの弓は…


元我が主君のマサムネ様にソーディアの宝物庫から

お貸し頂いた正真正銘の銘弓…



『ヤドリギの弓と矢』です…が…」







「あ…どうも…


あ、憧れのソーディア兵団長…


レーヴァさんに会えるなんて…



へえ…これが伝説の弓…


ア、アタシに使えるかなぁ…」




珍しそうにヤドリギの弓矢を眺めるクリスを見つめて…




「す、すみません…優也殿…


ヤドリギの弓を託すのは本当にあの女の子で間違い無いのですね…」




「あははは…レーヴァさん…


あなたの命をかけて守るべき主君はどなたですか…」



「な、何を仰るんですか…勿論…あっ…!!」




レーヴァは優也の横で森の穏やかな木漏れ日のように微笑んでいるナギの姿を見た…



「ハッハッハッ…私としたことが…


兵団長などと言われて調子に乗って…


まだまだですね…」




レーヴァはクリスの肩をポンと叩いた。



「…優也殿が君を推薦したんだ…



喜んでこれを君に託そう。



私も信じている…頑張ってくれ給え…」




レーヴァから直々にヤドリギの弓矢を託されたクリスは…



「あ、ありがとうございます…


このクリス…命に換えても必ず成功させてご覧に入れます…」



彼女の敬礼にレーヴァも笑みを浮かべて敬礼で応えた…







「じゃあ…皆さん…作戦通りで!!


頑張りましょう!!」




「ダーリン!!じゃあ…行ってくるわね…」



「うん!!頼むよ…ティナ…


愛ちゃんもナギさんも宜しくね!!」



「了解よ!!」


「が、頑張ります!!」




魔法のほうきにのった三人の魔女は颯爽と飛び立った…



「宜しくね…クリスさん…」


「こ、こちらこそ…王女様…」




プラティナがまたがった後ろにチョコンと乗ったクリス…


その背には小柄な彼女より大きな弓を担いでいる…








再びジュエラ王宮に到達した巨大ゴーレムは更に凶暴に暴れ続け、今にも王宮を破壊しようとしていた…




魔法飛行隊はゴーレムの周りをぐるぐると回り始めた…



「…あなたね、ここは私の大切な実家よ!!


実家に手を出したらどうなるか…


思い知らせてあげるわ!!!」




…グオォォォォォ!!!




…ゴーレムはそんなプラティナの想いを受け入れる様子も無く、更に凶暴そうな雄叫びを上げていた。











「…マーブルさん…お願いします!!」



「はい…」



パチンと指を鳴らしたマーブル…



優也の作戦通りに彼女の魔法によってフマ

掌に乗るくらいのミニサイズになった。



「さあっ…行ってらっしゃい!!」




大空に羽ばたいたフマはプラティナ達とゴーレムの方へと飛び立った…



「じゃあ…僕達も…行きましょう!!」


再び優也はヴァルプルギスモードに戻る…




「は、はい!!!」



マーブルが優也に応えると…



「お、お嬢様…私は…どうしたら…」



居場所が無さそうに下を向きながら話すテラゾー…










バシィィィィィィィ…ン!!!





マーブルは目に涙を残しつつ…しかし、口元はニヤリと笑ってテラゾーの頬を思いっきり平手で打った…



勢いよく尻餅をつく彼に向かって…





「あなた…私をひとりで行かせる気⁉︎」




そう言うと優也の後を追いかけて彼女は駆け出して行った…








「ま、待って下さい…お嬢様…いや、 社長!!」

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