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止められない侵攻

「それじゃ…優也君達にこの事を話してきますね…」


アイからテレパシーで事情を聞かされて言葉を失っていたゴルドであったが…



「ま、待ってくれ…アイ殿…


ワシに…そのマーブルさんと話をさせて欲しいのじゃ…


すまんが婿殿の所に行く前に…


少しだけでいい…ここに寄っては貰えんか…⁉︎


…頼む…」



「あ…は、はい…分かりました…」










かつてはジュエラの実力を持ち、大魔王と恐れられた国王…


そんな反面、いつも精力的に活動し、誰にでも気さくに話しかける明るい性格のゴルド叔父様…









今、アイ王女は彼の意外な面を目の当たりにして少し戸惑っていた…




……一体どうされたのかしら…


あのゴルド叔父様が…


凄く弱気な声に聞こえたけれど…











…ズズズ…ズン…ズズズ…ズン…



ナギの魔法の蔦も…


ジーニャのグラビティも…


ケイティの攻撃を受けても白煙を上げつつ…




全ての抵抗を引きずりながら巨大ゴーレムはジュエラ王宮に迫っていく…



「な、何故…」




ガックリと膝をつくテラゾー…






「や、奴ら…何故、お嬢様を解放しないんだ…!!


お嬢様を誘拐するなんて…


どう考えても奴等しか考えられないのに…



や、奴らじゃ無いのか…⁉︎



も、もし王宮に捕らえられて居ないのなら…


お嬢様は一体何処で何をされているんだ…!!」











「優也よ…


あのカラクリ人形にはまだ奥の手がある筈じゃ…


あんな凄いモノを作る奴が…

あれで終わりには絶対せんからな…


お主が命じてさっさと終わりにしてしまうのじゃ…」





「ダ、ダメだよ…ヴァル…」






「ええい!!お主の気持ちも分かるが…


ここでゴーレムを倒さんとジュエラ王宮だけ済まぬぞ…


ソーディアやミラールに向かう可能性もある…


そうなったらまた多くの人々に影響が出るぞ…」

 


「くっ…」






「ダ…ダメです…もう…限界…」



グラビティを使い続けていたジーニャの魔法力がとうとう底をついた…



「ね、姉ちゃん!!」


「ジーニャさん!!」



駆け寄る優也の腕に倒れ込むジーニャ…



「こ…こんなになるまで…本当にゴメン!!」



悲しみに暮れる優也に向かって彼女は…



「あ、あなたのせいではありません…


私は大丈夫…それよりも王宮を…守らないと…」







あと…200メートル…100メートル…



ゴーレムの侵攻をもう止められるものは無かった…





「ダーリン!!まだ王宮の中にはお父様が…」



「…うん…


僕も避難しましょうって言ったんだけど…


『ワシが逃げ出してどうするんだ!!』


って言われて…」



「お父様…」








皆…呆然と王宮に迫るゴーレムを眺めていた…




その中で…



ヴァルプルギスはジッとサブリナを見つめていた…



「のう…サブリナとか言うたな…」



「あ、は…はい!!」





「すまぬが…もう一度…


お主の能力ちからを貸してくれぬか…



わらわに王宮を守るアイデアがあるのじゃ…」


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