お掃除ロボ⁉︎
ナイト老師は彼女に歩み寄り…彼女の肩にポンと手を置いた。
「ケイティよ…ワシは二度とお前を起こすつもりはなかった…
お前の父親と一緒に長い眠りにつくのが良いと思っておった…
しかし…お前のマスターが今、大変困っておられるのじゃ…!!」
「まあ…それは大変ですの!!」
「さあ…行くのじゃ!!
そしてマスターのために思いっきり働いてこい!!」
「承知しましたですの…!!
ケイティ…一生懸命頑張ってお掃除してくるですの…!!!」
ケイティは優也に歩み寄り、彼をジッと見つめて…
「王子様…何なりとお申し付けください…」
優也は愛くるしい彼女の表情を見て…
「ろ、老師様…」
「この娘を連れて行くがよい…
必ずお前達の役に立つ筈じゃ…
さあ…急がんといくらワシの愛弟子のジーニャでも
巨大な召喚獣相手では苦戦しておるじゃろう…
優也!!ワシはそなたにもう一度だけ賭けてみる事にするわい…
この老いぼれをガッカリさせんように宜しく頼むぞ…!!」
「分かりました…老師様!!
色々ありがとうございました…
ジュエラを…世界を救えるよう頑張ってみます…」
…とは言ったものの…こんな可愛い女の子に…
優也は腕に纏わりついているケイティの顔を覗き込む…
「どうしましたですの…王子様…」
キラキラと輝く満面の笑顔で少女も優也を見つめ返してくる…
「ハァ……そ、その王子様って言うの止めてよ…
僕は二人も子供がいる父親で立派な大人なんだからさぁ…」
「でも…ケイティには王子様で登録されておりますですの…
大丈夫ですの…ケイティが誰にも文句なんか言わせませんですの…」
「ケ、ケイティ…」
「はい!!何ですの?王子様…」
「ケイティは何が出来るの…?」
「はい!!ケイティはお掃除ロボとしてお父様が作って下さったですの…
だからお掃除が得意ですの…!!ウフフ…」
…お、お掃除ロボ…⁉︎
…ル○バみたいな⁉︎
「ハァ…」優也の溜息は止まらない…
「婿殿…状況は悪化してきておる…
ゴーレムはジュエラ領に入り王宮のすぐ近くまで来ておる…
ジーニャ殿…ナギ殿、それにティナも限界じゃ…
既に魔法力も底を尽きそうだと聞いている…」
「分かりました…
取り敢えずケイティを連れて現地に向かいます…」
「殿…ウチも一緒に行くわ…」
「わ、私も…ご一緒させて下さい…」
「ありがとう…」
大きく頷いてジーナと…
元の姿へと戻っているサブリナに頭を下げる優也…
「じゃあ…私も…」
アイがそう言いかけた時…
「アイ殿…」
申し訳無さそうな声でゴルドが彼女を呼び止めた…
「済まぬがちょっと頼みがあるのじゃ…」




