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こんな所に?

「姉ちゃん…流石はプロやな…


泣き落としで言う事聞いて貰おうなんてな…」



突然ドアの方から声がして、みんなが振り返ると…



「あ…あなたは…」


「ジーナ姫様…」




「何やぁ…ウチの事も知ってくれてるんか…?


まあ…そらそやな…なんせウチらの買いモンを尾行してくれてたもんなぁ…フフッ!!」



ニヤリと笑うジーナ…




ええっ⁉︎…あの時の尾行がバレてた…⁉︎


そんな…そんな素振りは一度も…⁉︎



サブリナ達三人は顔を引きらせた…






「ジーナさん…ゴメンなさい…実はまだ…」



「何やて…⁉︎時は一刻を争うんやで…


ああ…もう…まどろっこしいなぁ…」





ジーナはサブリナに駆け寄った…



「なぁ…姉ちゃん…ウチらと一緒に来て力貸したってーな!!!アンタやないとアカンのや…


全くあの頑固なジジイは…」




「あの…良かったら…私達もお手伝いを…」



恥ずかしそうにモジモジしながらケリーとクリスは

ジーナ姫に進言したのだが…




「ああ…今回はアンタらはええねん…


ありがとう…この姉ちゃんを借りて行くで…」



「ああ…はい…分かりました…」



少し落胆した様子のケリー達とは裏腹に…





「ちょっと…!!!一体どう言う事ですか…?


私はただのジュエラ王宮の使用人ですよ…」







ジュエラ王宮内とは言えど…


王族の方は足を踏み入れた事も無いであろうこんな小さな給務室…



一体…何で私なんかに二人も王女様が…



でも…アイ様は本当に純粋に優也様を想っておられる事はよく分かったわ…その王女様が優也様の事で力を貸して欲しいと言われてる…


大変に光栄な事なんだけど…



いや…とにかく魔女探偵がこれ以上素性をバラす訳にはいかない。ボスや仲間達にも迷惑がかかる…



私達は魔女探偵よ…何事も秘密裏に任務を遂行しなくてはいけないのよ…



大変申し訳無いけど、ここはシラを切り通してお引き取りを…






…コンコン…ガチャ…






「あの…失礼します…


ここに愛ちゃんとジーナが…」




「優也くん…」


「殿…」




……ドキンッ!!!!!



ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ…優也様…!!!




「ああ…サブリナさん…ごめんよ…」



「い…いえ…」




サブリナの心臓がかつて無い程の速さでビートを刻んでいく…



「愛ちゃんやジーナから話は聞いてもらったかな…⁉︎


どうしても君の力が必要なんだ…!!


お願い…僕達と一緒に来てもらえるかな…⁉︎」




「は、はひ…喜んで…」




「ホント⁉︎ありがとう!!!


良かった…じゃあ…行こうか…!!!」





優也が自分を必要としてくれている…


その事だけで舞い上がってしまった彼女はもう訳も分からないまま…優也のあとを付いていく…




「じゃ…私達もね…ジーナさん…


お邪魔しました…」



「と、殿…ちょっと待って〜な〜!!」






部屋にポツンと残されたケリーとクリス…



「だ、大丈夫…かな…⁉︎」



「さあ……?」

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