まだまだクマさん
春まで続く冬眠の最中、一人目覚めてしまったのがクマさんでした。
穴の中から出て来ても、誰も居ませんでした。
「みんな、まだ寝てるのかな…………」
まだまだ寒い冬の空。クマさんは、もう一度眠りにつきました。
けれどもクマさん、直ぐに目を開けて穴から顔を出しました。
「…………お腹空いたなぁ」
お腹の空いたクマさんは、隠しておいたドングリを食べましたが、まだまだお腹が空いてます。
「……食べ物が無いなぁ」
困ったクマさん、なんと山を下りて人の居る街へとやって来ました。
「ハンバーガーを一つ下さいな」
クマさん、ハンバーガーを一つ買いました。けれどもまだまだお腹が空いています。
「ケーキを一つ下さいな」
クマさん、ケーキを一つ、シュークリームを二つ買いました。けれどもまだまだお腹が空いてます。
「アンパンとジャムパンとカレーパンとそれからそれから……」
クマさん、パンをたくさん買いました。けれどもまだまだお腹が空いてます。
「山盛りカレーを下さいな」
クマさん、なんと自分の顔より大きなカレーを買いました。カレーを抱えたクマさん。街をフラフラ歩きます。
「何だかちょっと寂しいなぁ……」
「あ、ねぇねぇ、一緒に食べても良いかなぁ?」
クマさん、カレー鍋を抱えて二人の方へと向かいました。
そして、お腹いっぱいになったクマさんは、山へと帰って行きました。
*子どもと大人で見方が変わるかもしれない*




