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エッセイ

おかしな文字列、百万字を超える。~毎日ショートショート投稿してる私の物語の書き方ってこんな感じなんだけど、ドン引きしないで聞いてもらって良いですか…とりあえず披露してみますからぁ~

作者: たかさば

 どうもどうも、おかしな話を書きがちなものです。


 2020年4月から、ほぼ毎日物語を投稿し続け…はや半年。思い立ったが吉日、やらない後悔よりやる後悔、やらかしたらそういう運命だったから仕方がない、無知をさらすは恥かもしれんが3日後には忘れてるんだからまあいいでしょう、熱しやすく冷めやすいのは重々承知、さてはて、いつごろいきなり手放すことになるかしらん?…まあ飽きるまでやったるわ!!そんなことを考えつつ半年ですよ、いやあ、時のたつのはずいぶん早いですね。


 投稿数は300を超えました。一時期、どれだけ突っ走ることができるのかフルパワーで書いてた時期がありまして、その時は一日に10本以上投稿したりしてました。連載もいくつかありましたけど、ほぼショートショートの投稿です。

 文字数にして1060827文字だそうです、…桁が多すぎてよくわかんないな。一文字1円と考えると、百万円分書いたってことか。…なんだろう、あんまり感動がないな。なぜだ。普段文字数とかまるで気にせず書いてるから実感がないというかですね。

 …お金に換算するからいけないのか。すぐお金に換算したがるあたり、俗世にどっぷり浸かった感じがして嫌だな。よし忘れよう。はい忘れた。


 とにもかくにも、根気のない飽きっぽい私にとって毎日続けるという事は、なかなか珍しい事だったりします。

 毎日書くやつの代表格、日記なんて夏休みの宿題でしか書いたことないんですよ。日記って結局、報告だと思ってるんですよね。あったことを報告するのって、なんかこう、小難しくないですか。

 たとえその報告先が自分だとしてもですね、結果の報告には、几帳面さが必要だと思うのですよ。何かを見て何かを思って何かをどうにかしたいと思った、その流れをきっちり書かねばいけないという、脅迫観念?勝手な思い込みといいますか…日記には嘘は書いたらいかんだろうという自己概念があり、それを覆せない変な頑固さがですね、つまらない日記を書く礎となっているといいますか、書くはめになってしまっているといいますか…。


 だがしかしですよ。初めから真実など微塵も含まない物語であれば、本人ですら理解不能な自らの頑固なルールを放り投げることができちゃうんですよ。爪の先ほどの出来事を大風呂敷広げまくって拡声器使ってはやし立てる事だってできちゃうんですよ!!報告?何それ知らねーし!!自由に書かせてもらうぜウヒヒ…!!!思ったことを何のためらいもなく書ける、その楽しさといいましたらもうね。

 ここには、心情を語るにはエピソードが足りないという先生も、背景が書けてないのに気持ちが書けるわけないと辛らつな評価を突き付ける教師も、つまらない毎日をいかに飾り立ててストーリー化されているか検討したがる先生も、勉強をどれほどしたかという記述がないと叱責する教師もいませんのでね!!大昔の抑圧が現在の解放された創作につながっているのだから、人生というものはなめてかかったらいけませんなあ、アッはっはっ!!!


 現実を重視する日記を嫌った私ですが、創作物語を毎日書くことにはずいぶんなじみまして、毎日時間のある時にパソコンに向かい、スマホを手に取り、文章を書きだしています。物語の欠片は、日常生活でふわりと浮かんでくるので、浮かぶたびに名刺大の紙にメモを取り、それをみながらキーボードを叩いたりスマホをタッチすることが多いです。


 では、具体的にどんな感じに書いてんのか、実際の創作風景をドカンと記述していこうと思います。ええと、まだ書いてない物語の欠片もいくつかあるので、ちょっとネタバレになっちゃいますけど、気にしないでくださいね。


 私は普段から、小さい名刺大の紙を常備しています。スマホケースのポケットに五枚くらい入れてます。わりかしぼんやり歩いてることが多いのですけど、そういうときってふわっと物語のパーツが頭の中に落ちてきがちなんですよ。

 で、歩きながら物語が膨らんでいくんですけど…メモをすぐさま取らないと、ふとした瞬間に、一気に物語が揮発してしまうのです。…もしかしたら宇宙にまで届くような感動を呼ぶことになるかもしれぬ物語のパーツ…一ミリも逃してはならん!!というわけで、降ってきたらすぐさまメモ。そしてそのメモはパソコンの前に積み重ねられていきます。


↓こちら名刺大のメモに書いてある文字一例↓

―――――――――――――

夢が濃くなる

りあるぴえんにまじぱおん

たまごが割れている→ちょっと足りない

審判者→互いに評価する

人をダメにする人、駄目じゃない

――――――――――――

↑こちら名刺大のメモに書いてある文字ここまで↑


 思いついたときに、タイトルになるであろうワード、オチになるエピソードっぽいもの、書きたい内容をサクッと書いておき、パソコンの前で内容を思い出しつつ、文字数を増やして新規小説作成ページを開いて打ち込んでいきます。

 基本的に、私は小説家になろうの作成ページで物語を書いています。たまに都合でパソコンのメモ帳に書くこともありますが、書いた後にメールでデータを飛ばして作成ページに貼り付けるので、小説データとしてはなろうのページにしか残ってません。

 私はかなり適当で大雑把な人間なので、几帳面に小説管理をすることができなくてですね、いろいろファイル管理とか苦手なんですよ…。

 物語の主軸を打ち込んだら、勢い任せで物語を打ち込み始めます。言わせたいセリフや書きたい場面なんかもちょいちょい書いていきます。


↓こちらとある日の、執筆中小説編集欄↓

――――――――――――――――――

やあやあ皆さん、今晩は。

僕ね、魔法使えるんですよ!


やあやあ皆さん、僕ね、実は神様なんですよ。

今晩、あなたを異世界トリップさせますね。


で、チート無双させて、あげます。

大丈夫、全部忘れて明日の朝を迎えるようにしておきますから。


やあやあ皆さん、ご機嫌いかが。

僕ね、実は悪魔なんですよ。

僕の魅力にメロメロでしょう?

いやいや強がらなくてもいいんです、ふふ、君の心はお見通しですよ。


私は今から、このこん棒で殴り倒します。

魂を込めた棒で魂棒


おおやんのか。

クリティカルヒット!

しかし少女はうたれ弱かった。自滅。


スクールバス

手を振って乗ってください、


もう少ししたら、この空の色は変わる。


カーテン


結局人とかかわった分だけ、何かが積み重ねられていく

私はひどいことを言って、ただ満足しているだけなの


ペンパル


共通点を探しまSHOW!!!


どうにもこうにも邪魔が入る。


人の何かを求めるうちは、君は何もできないだろうねえ。


砂時計

電池切れ


なんというか、普通に、素直に生きていきたいと、切に願っていたんだけれども。


なんか、最近、考え方が変わってきた。

どれが本当の姿なんだかわかんなくなってきてたんだけどさ、最近はこれはこれでいいって思うようになってきたんだ。偽物が溢れる世界でさ、偽物とわかって重宝されるパターンもあるってわかったからさ。


どんな姿をしていようとも、必要があれば、求められるってわかったからね。


だから言ったじゃん、泣くくらいなら笑ってた方がいいよってさ。

うん、ホントだね、笑ってたらけっこう何とかなった。


私に足りないもの、それが適切な語彙力。


めちゃめちゃおいしいお菓子を食べたら、

「なんかもうめっちゃうまうまで、幸せな感じ!!」

とにかく落ち込むミスがあったら

「地の果てで干からびたような虚無感」


下手にぼっち属性のある私は、小説だけはたくさん読んできた。

むつかしい単語をたまに使いがちなのは、そのせいだろう。

ただ、語彙力が乏しいので、非常にこう、独特な表現をするらしい。


知識のある20人に絶賛される物語?

知識のない一億人にスルーされる物語?

知識のある20人にコケにされる物語?

知識のない一億人に笑顔をもたらす物語?


知識がないと読めねえとか。

読むために知識を付けろとか。


赤信号がついちゃいましたよ。ははは。

なんだ、そんなこと。

赤が付いた後は緑に変わるだけでしょう。

あとは三途の川に渡る横断歩道を渡るだけですね。


人をダメにするためにここに来たのに!!

人をダメにして何が悪い!!

ドンドンダメになるがいい!!

何言ってんだい。

――――――――――――――――

↑こちらとある日の、執筆中小説編集欄↑


 物語の欠片が連続して置かれています。だいたい上から順番に物語を書きこんでいくことが多いかな?いや、そうでもないな…目についたかけらを、物語にしていく感じですね。

 非常に頭の中がとっ散らかっている私は、思いついたことをサクサクっと連ねておいて、そこから物語をつらつらと書いていきます。フリーメモとか新規作成ページを開くのがめんどくさいので、思いついたら文字列を入れ込んで増やしていきます。


――――――――――――――――――

やあやあ皆さん、今晩は。

僕ね、魔法使えるんですよ!

………↓入れ込んだ部分↓……………

現代の世界にも、魔法使いはいるのです。

思考の中で希望を明確化し、現実にイメージを持ってくることができるのです。

頭の中のイメージを現実に持ってくる際に必要なのが、いわゆる呪文です。

何もない空間から何かを出したり、身を宙に浮かせてみたり、物質を謎の空間にしまい込んでみたり。それは、魔法と言って、通用する事象でございましょう?

………↑入れ込んだ部分↑……………

やあやあ皆さん、僕ね、実は神様なんですよ。

今晩、あなたを異世界トリップさせますね。


で、チート無双させて、あげます。

大丈夫、全部忘れて明日の朝を迎えるようにしておきますから。


以下略

――――――――――――――――


 で、思いつくまま物語を書いていくんですけど、たまに詰まるときがあります。なんかうまく言葉が浮かばない、気持ち良く話が終われない、流れがしっくりこない。そういう時は、同じページ内に並んでる物語の欠片の文字列を上から順番に見ていきます。


 で、別の物語にシフトして、つらつらと書いていきます。


――――――――――――――――――

やあやあ皆さん、今晩は。

僕ね、魔法使えるんですよ!

………↓さっき入れ込んだ部分↓……………

現代の世界にも、魔法使いはいるのです。

思考の中で希望を明確化し、現実にイメージを持ってくることができるのです。

頭の中のイメージを現実に持ってくる際に必要なのが、いわゆる呪文です。

何もない空間から何かを出したり、身を宙に浮かせてみたり、物質を謎の空間にしまい込んでみたり。それは、魔法と言って、通用する事象でございましょう?

………↑さっき入れ込んだ部分↑……………

やあやあ皆さん、僕ね、実は神様なんですよ。

今晩、あなたを異世界トリップさせますね。


で、チート無双させて、あげます。

大丈夫、全部忘れて明日の朝を迎えるようにしておきますから。


スクールバス

手を振って乗ってください、

………↓入れ込んだ部分↓……………

僕の横で、スクールバスが停車する。

「おはようございます。」

ドアが開いたので、いつも乗り込むように、挨拶をしながら後部座席に腰を下ろす。今日はまだ誰も乗っていないようだ。いつもと運転手が違う、ふうん、朝一だからかな。

………↑入れ込んだ部分↑……………

――――――――――――――――


 そんなこんなを繰り返して、常に並行創作しています。なので、たまに似たようなシチュエーションの物語が派生したりすることがある感じですね。

 最近たまに書いている「審判者」⇔「シンパンシャ」のような、裏表になる物語なんかは派生から生まれた物語で、ショートショートとして単発投稿するか、前後編にした方がいいのか、ちょっと悩みました。つながっているといえば繋がっているけど、単発としてもまあ大丈夫かなと思ってですね、別作品として投稿したんですけどね。

 物語の完成は比較的連続しがちだったりします。日によっては二、三本完成したりするので、予約投稿を駆使しています。


 本来なら単発でなくて、シリーズものとして発表した方がいい物語もずいぶん増えてきました。印象に残るキャラクターや設定はどんどん横道ができていくんですよね。

 しかし、今からシリーズものとして発表しなおすことは非常に難しい…。今まで能天気に「ショートショートだし、好き勝手に発表していこう♪」ってへらへらしてたツケがですね、今頃になってですね、押し寄せてきていてですね?これは非常にまずいので…ちょっと秘策をですね、考えている最中なんですけども。それについては、またの機会に。


 物語の書き方は、千差万別ですよね。万年筆で書かないとって人もいれば、声に出して録音して文字におこす人もいるし、パソコンでひたすらキーボードを叩く人もいますね、スマホですいすい書いていく人もいます。


 物語が浮かんで、真っ白な画面を見て、文字を打ち込んで、黒を埋めていく(物語を書く)人もいるでしょう。

 真っ黒な(文字列が並ぶ)画面を見て、物語の欠片を増やしながら…黒をさらに増やしてい(物語を書)く私もおりましてですね。


 飽きっぽい私が毎日物語を投稿できたのは、多分私の創作方法が私にぴったり合っていたからなんじゃないのかなと思っています。…私が知らないだけで、もっと効率の良い創作方法もあるかもしれません。そしたら今以上に毎日物語を投稿できるようになるかも!!…なんてね。


 おかしな物語を毎日投稿している私の創作風景、いかがでしたか?おかしな物語にふさわしい、おかしな書き方でした?それともてんでごく普通の、一般的な書き方でした?

 投稿を始めた時から何一つ変わらない…私の物語の書き方です。百万文字は、こんな感じに書かれて私の頭の中から世界に飛び出して行きました。300の物語は、こんな感じで書かれて私の中から世界に飛び出して行きました。


このエッセイを見て下さったあなたは、どんな物語の書き方をしていらっしゃるのでしょうか?


 私と同じような書き方で…ものすごくまじめな物語を書いていらっしゃる方もいるかもしれない、そう思うとなんだかとっても胸アツですね。…誰一人としてこんな書き方をしていなかったらそれもまた…胸にこみ上げて来るものがありますね。


 私はおそらく、これからも…こういう書き方で自分の物語を創作してゆくと思います。なんだか物語がサクサク進んでいかないな、微妙にしっくりこない文章だな、そういう時はすぐに別の物語に乗り換える、そしたら案外ツルっと言葉が、文字が、物語が飛び出してくるから、手が止まることはないんです。


 …そう、思い込んでいる私が一千万字を書きあげる日は、やってくるのでしょうか?


 いつか私が一千万字を書きあげた日には…そうですね、またエッセイを書こうと思います。…タイトルはもちろん。


「おかしな文字列、一千万字を超える。~毎日ショートショート投稿してる私の物語の書き方ってこんな感じなんだけど、ドン引きしないで聞いてもらって良いですか…とりあえず披露してみますからぁ~」


書くのが非常に、楽しみです!!



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