全力
投稿が遅くなりました
戦闘シーンが書けない(涙)
オーガが腕を振り,足を振り上げる。それをノアは紙一重で避ける。オーガの攻撃は一つ一つが恐ろしく速く,ノアは単純な動き故にギリギリで避けることができていた。
(これ以上無理し続けると身体が持たない! けど、避けるだけで精一杯だ……攻撃をしようとすれば殺られる)
ノアの後ろにアリシアがいる事も問題だった。オーガの攻撃を大きく避けてしまえば、アリシアが標的にされてしまう可能性があるからだ。
(一度体勢を立て直すか)
そうと決まれば速かった。ノアは、オーガに殺された騎士の剣を拾い、アリシアの側まで下がる。そして、オーガから距離腕をとりながら腕を引き絞り突きを放つ。無論、距離の空いた突きは当たらないので剣を弾き飛ばした。
(総闘流『刺旋』からの『飛雷撃』!)
オーガは、高速で飛んできた剣に何とか反応したものの、脇腹を抉られ硬直してしまう。その間に、ノアはアリシアを横抱きにして距離を取る。
「さてと……アリシア様はここでお待ち下さい。奴は俺が殺すので」
そう言って、一人でオーガの元に戻るノア。その顔にはとても清々しい笑顔を浮かべていた
(やっと本気で戦える)
護るために何も出来ないと言う状況は、ノアにとってとてもストレスを感じる行為であったようだ。
「俺が壊れる前に殺ってやる」
* * *
ノアの攻撃で、オーガの身体は傷だらけになっているものの攻撃はどんどん鋭くなっていく。まるで攻撃が効いていない様だ。しかし、どれだけ攻撃が速く,鋭くなろうともノアには当たらない。まるで舞っているかのように避けて受け流す。そんな彼の内心は焦っていた。
(攻撃する度に剣の刃こぼれが酷くなってる。これもあと二回が限界だな。落ちてる剣の数も後四本か……身体の限界も近いが先に武器がなくなりそうだな)
原因は武器の耐久力。剣一本を駄目にして、漸く骨まで刃が届く程度なのにも関わらず、その剣の数がないのだ。いくら強化した肉体であってもノアの拳の威力などたかが知れている。もしダメージを与えられたとしても、攻撃したノアの骨は砕けてしまうだろう。しかし、焦っているのはオーガも同じ。自身の攻撃は一向に当たらず、怪我だけが増えていく。「これ以上,ダメージが蓄積されると残った人間に殺される」と本能が訴えていた。故に二人が次にとる行動は決まっていた。
(狙うは頭か心臓……斬撃ではなく刺突! どうやってもチャンスは一度……アリシア様を下げる時に『刺旋』を使ったのが痛かったな。けど……生き残るためにはこれしかない。総闘流の底力を見せてやる)
ノアは右手に剣を持ちながら腕を引き絞り、左手の剣を逆手で持つ。オーガも拳を強く握りながら足に力を込める。
(全力で走り速度の乗った拳をぶつける……か? 考えることは同じかよ)
互いに同じことを考えていたとわかり、ノアは思わず笑ってしまう。
(絶対に…………負けない!)
そして互いの全力が……………………放たれた
――――技紹介――――
〜総闘流〜
ノアの祖父が創った武術で基本的に『使えるものは使う』と言うスタンス
『刺旋』
回転により貫通力を上げた突きを放つ技。今回は剣を使ったが、槍や拳,指にナイフを挟んで放つもよしと言う兎に角『突き』に特化した技。
『飛雷撃』
指で物を弾き飛ばす『指弾』の応用。投げた物を弾き加速させる技。ノア曰く「これでデコピンされると脳が揺れる」とのこと
どうでしたか?
取り敢えず、次で氾濫は終わる筈です。
漸く恋愛させられる!




