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第二話

カイトの事情?付き。短い

 

 少し前まで、俺は冒険者をしていた。


 ギルドにはあんま顔見せしていなかったし、、素材買取はたまにやってもらっていただけだから、ギルドランク自体は低かった。詮索は許さず、ひたすらにダンジョンに潜っては魔物を狩り続け、時折ギルドに現れては大量の魔物素材を買い取らせ、その足で街に出ては大量の食料を買う。


 変なやつだったんだろう。俺をパーティに入れようとするやつは滅多にいなかった。だが、影では噂になっていたらしく、去年の夏に指名で依頼が入った。断る気満々だったのだが、ギルマスの態度から少し興味がわいて受けてみた。


 それは、とある貴族の護衛だった。


 まぁ、ここでぶっちゃけるとその正体とは王太子殿である。適当に会ってみて適当に依頼をこなしていたらクエスト終了と同時に騎士に誘われてついて行ってみたら騎士団長にされた。変人王子、ここに極まれり。


 確かに、護衛中も俺が戦うのを眺めて騎士に興味がないか誘ってきてはいたが…


「お前、騎士になる気はないのか?」

「お前の腕なら充分資格はあると思うぞ?」

「部下を育てるのに興味はないか?面白いかもしれないぞ?」


「口調と服装このままで雇う王はいねぇだろうな」

「まぁ俺より強いやつは見たことないし?(笑)」

「育てるのはアリかもなー」


 冗談みたいに会話していたら、マジで雇いやがった。


 マジかよー。めんどくせーよ…


 いや断る方がめんどい?めんどいな。


 しかもこの口調・この服装でもアリとは…やはり変人極めてるな、この王子。


 で、雇われた。まぁ、俺がかなり自由に過ごせる理由もすぐ分かった。と、いうのも、俺が務める騎士団長の第九騎士団は、もと傭兵・冒険者・ならず者?的な、一言で言うなら荒れてる騎士団だったからだ。


 あの王子、なかなかやりよる。


 そんで、俺はどうしたかと言うと…1年かけて、徹底的にしつけ(・・・)た。


 おかげでアイツらはなかなかの良い子だ。そして優秀。…俺にも母性(笑)があったのかもしれないな。うん。親バカになりそうだ。やっぱりどこの騎士団よりウチの子の方が可愛い。優秀だし。優秀なのは客観的に見てもそうだろう。何しろ俺が鍛えたからな!


 ちなみに、1年間だれも騎士を辞めなかったのは嬉しい誤算だ。え?辞めさせる気だったのかって?いやだって人間結構ヤワだからすぐ(精神的にも、肉体的にも)死ぬからさw


 …ただし、ウチの騎士団だけ一部M化しているのは残念な誤算だ。


 できればMにはならないで欲しかったな…いじm…いじr…いや、教えがいがあったし。

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