挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
風を掬う者(先行版) 作者:愚者x2
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

53/72

弐章/英雄/挿話弐拾参/もう一つの壁

実質的に露衣土討伐軍となった反乱軍は、
此処へ来て、足止めを喰らう形となっていた。
一つは様々な事情により、戦力を一本化出来ない事。
更にもう一つ、大きな問題を抱えていた。
これまで、炎の大陸、風の大陸では露衣土の圧政に対する
反発も強く、民衆の多くは露衣土帝国の支配から
解放される事を望み、その望みを反乱軍に託すような
形だったので、大概の場合において、反乱軍は民衆に
歓迎され、民衆は反乱軍に協力的でもあった。
しかし、氷の大陸まで来ると、
さすがにこれまで通りとはいかなくなってきている。
というのも、当然に氷の大陸の民衆にとっては、
露衣土帝国が自分達の誇りにもなっているからである。
世の情勢が逆転したとはいえ、氷の大陸の民衆にとって、
討伐軍は未だ反乱軍であり、侵略者として見ているのだ。
そんな中で、力ずくで進軍でもしようものなら、
それは、露衣土帝国がやってきた事と
なんら変わりが無くなってしまう。
かと言って、露衣土をこのまま放っておいて、
露衣土が黙っているわけでもない。
恐らくは、再び露衣土帝国の戦力を
蓄えさせてしまう事になるであろう。
そして、また、情勢が逆転する事も
無い話ではないのである。
結局、戦争が終わる事無く、より多くの民衆が
犠牲になる事になってしまうのだ。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ