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風を掬う者(先行版) 作者:愚者x2
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弐章/英雄/挿話拾参/引き継がれる遺志

炮炎。
氷の大陸にあった浄の国で弟である燿炎より、
二年程先んじて生まれた。
幼少の頃はよく、露衣土や燿炎と行動を共にしていたが、
露衣土の成人に伴い、露衣土が戦争を始める事となり、
燿炎は露衣土と共に戦う事になるが、
炮炎は一人、二人の下を離れて行った。
その後、炮炎は炎の大陸に渡り、
煌という国にあった小さな村で暮らしていく事となる。
そして、浄の国を乗っ取った露衣土が統一戦争を始めるが、
炮炎の暮らしていた村は戦火に巻き込まれる事も無く、
静かに平和な毎日を過ごしていた。
そんなある日、麗羅と凍浬が村に流れ着く。
炮炎はそんな麗羅と凍浬を非常に可愛がった。
そして、そうこうしているうちに、炮炎は麗羅に対して、
愛情が芽生え始め、やがて二人は恋人同士の関係となる。
その後、統一戦争は終結したのだが、炮炎は、
統一戦争後の露衣土の政策に対して危機感を感じ、
このまま放っておけば、いずれはこの村も
平和には過ごしていけなくなるという事を察知して、
露衣土を倒す為にと反乱軍を立ち上げる事になる。
そして、事あるごとに露衣土を倒す為には
燿炎の力が必要だと説いていた炮炎は、
反乱軍の皆には内緒で燿炎を説得しに
単身、露衣土城に乗り込んで行った。
しかし、炮炎は燿炎を説得するには至らず、
炮炎は燿炎の目前で露衣土に殺されてしまう。
だが、以前から露衣土の政策に疑問は感じていた燿炎は、
その事を切っ掛けに露衣土の下を去る決意を固め、
反乱軍へと身を投ずる事になる。
そして、燿炎は炮炎の遺志を継ぐ形で、
反乱軍のリーダーとなり、これから露衣土軍との
壮絶な戦いを繰り広げていく事になる。
果たして、炮炎の求めていたものを
燿炎達は手に入れる事が出来るのか。
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