挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
風を掬う者(先行版) 作者:愚者x2
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

42/72

弐章/英雄/挿話拾弐/旅立ちの因

露衣土の部屋に一人の男が飛び込んで来た。
そして、炮炎に声を掛けた。
炮炎の弟の燿炎であった。
「燿炎」
炮炎が応えた。
続けざまに今度は炮炎が燿炎に声を掛ける。
「元気だったか?」
「見ての通りさ」
燿炎が応えた。
露衣土は黙って二人のやり取りを見ていた。
「一緒に来ないか?」
炮炎が再び燿炎に声を掛けた。
「一緒にって、」
そう言って、燿炎は言葉を詰まらせる。
「このまま露衣土と共に力に依る制圧を続ける事で、
本当の平和が訪れると本気で思うのか?」
炮炎が燿炎に問う。
「それは、」
燿炎は再び言葉を詰まらせる。
「俺と一緒に来い」
燿炎は言葉を出せないでいる。
「燿炎、まだ判らないのか?」
炮炎が厳しい眼差しで燿炎に問う。
「炮炎」
燿炎はそれだけ言うのがやっとだった。
「露衣土がやらんとしている事が、
真の平和に繋がるものではない事を」
炮炎が強い口調で言った。
「んー」
燿炎は呻くようにそれだけ発した。
「言いたい事は言い終わったようだな」
突然、露衣土が会話に口を挟んできた。
「止めろ!露衣土!」
燿炎が叫ぶ。
いきなり炮炎の体が一瞬にして凍り付いた。
そして、すぐに粉々に砕け散った。
「炮炎!」
燿炎は炮炎の体があった、中空に向かって吠えた。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ