僕の純情を…
次の日、僕達は一緒に登校した。
校内でも抜群のビジュアルを誇る瑞希が、男子生徒といっしょに登校したというニュースは瞬く間に知れ渡った。
僕は男女問わずに質問攻めにあった。
嬉しい変化だった。僕に関心を示さなかった同級生たちが僕の話をするようになったんだ!
昼休みになり、僕は彼女を探した。
「あいつ…どこいったんだ?」
僕はふと…いつも瑞希が寝ている屋上が気になった。どうしてか、俺は無性に確認したくなった。何か嫌な予感がしたんだ。
僕は急いで屋上に向かった。
そして、音を立てないように気をつけながらドアを開けた。
ドアの反対側で男女の会話がきこえてくる。
男性の方は、俺の部活…バスケ部の先輩の山縣さんだろうか。
「瑞希。流石に修也くんがかわいそうじゃないか?お前は俺と付き合ってるっていうのに。」
え…?
瑞希が先輩と付き合ってる?
「別に?先輩と私の関係は誰にも知られてないでしょ?あの子は昔から私一筋なの。アイドルとファンのような関係だし。」
アイドルとファン…
僕は遊ばれてたのか…
それも昔から…
彼らがイチャイチャする音がしだしたところで僕はすっと…ドアを閉めた。