表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

たまに私を食事に誘ってくれる会社の先輩は、私の事を本当はどう想っているんだろう?

作者: 七瀬





たまに私を食事に誘ってくれる会社の先輩は、私の事を本当はどう

想っているんだろう?



“私には気になってる会社の男性せんぱいが居る!”

でも? 先輩が私の事をどう想っているのか分からなし、私から先輩に

私の事をどう想っているのかなんてどうしても聞けない!


先輩は、たまに私を食事に誘ってくれてるのだけど、、、?

これって? どういう意味があるのだろう。

私が先輩に仕事の事で相談する訳でもなく、ただただ職場の人の話を

悪口とじゃなく普通に、こういう事があったとか? ああいう風に言わない

方が良かったんじゃないかとか、どうでもいい話をして食事を済ます。




でも? ただただ私は先輩と居る二人きりの時間が愛おしくて楽しくて、

居心地の良さを感じていた。

そしていつしか私は、いつの間にか? “先輩を好きになっていた。”

そんな私の気持ちを先輩に悟られまいと、必死に平然を装って先輩と会話し

ている自分が辛くなってきて、少しだけ先輩に当たったりなんかもして、

でもそんな私を先輩は優しく包み込んでくれる。

そんな事されたら? 私は先輩にどんどんのめり込んじゃうじゃない!

私の気持ちなんか何にも知らないくせに、私の心を掴み取らないでよ!



“・・・先輩は本当に私の事、どう想ってるの?”







 *





・・・そんな時、また先輩から食事の誘いを私は受けて迷わずYESと答える。




『“どうした? 最近、よくため息ついてないか?”』

『えぇ!?』

『まさか? 好きな男でもデキたとか?』

『バカ!』

『はぁ!?』

『“先輩って、本当にイイ人だけど? 鈍感で知らない間にひと

傷つけているとか分からないんですか?”』

『・・・何? 女の子のアレの日か? 俺にそんなに当たるなよ。』

『本当に鈍感! 私は先輩の事が好きなんですよ!』

『・・・えぇ!?』

『あぁ、』

『そ、そうなの? いつから俺の事、好きだった?』

『・・・もう随分前からです、』

『“俺は最初から! お前が会社に新入社員で入って来た時からずっと

好きだったよ。”』

『えぇ!?』

『これでも、一番最初はすんごく緊張したし、誘うシミュレーションも何度も

しつこくやったんだけど、緊張して上手く話せなくて、でもお前さ、そんな俺

を見て、笑ってくれたから緊張の糸が解けてなんとかお前を誘えたって言うか、

あの時、誘って良かったんだって今でも想ってるんだぞ! ありがとな。』

『・・・別に、あ、あれは、』

『“たぶんだけど、俺の方がお前よりずっと好きだよ! 俺の勘だけど。”』

『間違いなく! 私の方が先輩のこと好きだから!』

『そんな風に想ってくれて俺も嬉しいよ。』

『“じゃあ、私達って? 両想いなんですね!”』

『・・・あぁ、それまでは俺の片想いだったみたいだけどな。』

『“お互い一方通行だっただけでしょ!”』

『うーん? そうだな!』

『今! お互いの気持ちを確かめ合ったから、両想いになれたんだよね。』

『・・・うん。』






ちゃんと本音をお互い言えなくて聞けなくて、だから毎日心がチクチク

痛くて、凄く辛かった。

そんな期間も今は幸せな時間に変わった。

“先輩、大好き! ずっと先輩の事が好きでした。”

先輩も私のその言葉を聞いて、俺の方がもっと好きだけどなって笑いながら

私に返してくれる先輩がすごく愛おしい。




たまに私を食事に誘ってくれる会社の先輩は、私の事を本当はどう

想っているんだろう? と想っている女性は、きっとその男性はあなたに

少しは行為があると想いますよ。

だって! 男性が女性を食事に誘うぐらい勇気がいる事ってなかなかないし、

好きじゃなかったら? 誘わないでしょ!

【恋愛】もこんな風に何気なく始まるのかもしれません。

“私と先輩のようにね!”


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ