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異世界帰りの英雄は理不尽な現代でそこそこ無双する〜やりすぎはいかんよ、やりすぎは〜  作者: mitsuzo
第二章

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228「池袋ダンジョンの戦い(5)」

明けましておめでとうございます。

2026年もよろしくお願いいたします。

mitsuzo



——池袋ダンジョン『6階層』


「「「「「おらぁぁぁ〜〜〜っ!!!!!」」」」」

『グギャァァァ!!!!』


 現在池袋ダンジョン『6階層』では、カルロス具志堅を中心に『副作用あり覚醒(トランス)ポーション』を飲んだA・B級ランカーたちが喋る魔物を相手に一方的に戦いを繰り広げていた。その中でも、


「どんどんいくわよ〜!」

『ギャギャっ!!』

『アギャっ!!』


『色黒アフロヘアーのちょびひげ筋肉だるま』にさらに『女体(TS)化』とさらに属性が追加されたカルロス具志堅が喋る魔物をあっという間に潰していく。そしてもう一人、


「グルアァァァァ!!!!!」


 クラン我王のリーダー『我王 無多』がカルロス具志堅と同レベルの蹂躙劇を繰り広げている。


 我王は『副作用あり覚醒(トランス)ポーション』を飲んだことで『虎』へと『獣人化』していた。


「我王ちゃん、凄いじゃない!」

「あたりめーだ! 獣人化した今の俺には正直この程度の喋る魔物は敵じゃねーわ!」


 二人は周囲の喋る魔物を狩りながら会話続けるといった余裕さえあり、また二人以外のA・B級ランカーたちも喋る魔物をことごとく潰していた。


「どうやらこの程度の喋る魔物なら問題なさそうね」

「ああ。こんな奴らさっさと片付けて先進むぞ、おらぁぁぁ!!!」

「「「「「おおおおおっ!!!!!」」」」」


 我王の言葉に全員が呼応し、その力強い叫びは6階層の空間を揺らした。



********************



——池袋ダンジョン『7階層』


『シャァァァっ!!!!』

「くっ⋯⋯やるじゃねーか!」


 6階層の会話のできない人間の単語をただ繰り返す程度の喋る魔物に対して、7階層ではカタコトでの会話が可能な知性を持つ強力な喋る魔物がおり多くの覚醒(トランス)ポーションを飲んだA・B級ランカーらは苦戦を強いられていた。しかしそんな中、


「琉球ダンジョンの《《屈辱》》はここで返すぜ。スキル技⋯⋯『八双斬首』!」

『グギャッ⋯⋯!』

『ギョヨエっ⋯⋯!』

『⋯⋯!』

『グギィッ⋯⋯!』

『ガッ⋯⋯!』

『ヒャ⋯⋯?』

『ア⋯⋯?』

『グワ⋯⋯!』


 一瞬で目の前にいる8体の喋る魔物の首を飛ばしたのは『過疎化ダンジョン凸り隊』リーダーの越智大輔。彼の『スキル:八岐大蛇(ヤマタノオロチ)』のスキル技『八双斬首』によるものだった。


「リーダー、すごーい!」

「越智、すごーい!」


 さらにその横ではクラン仲間の愛宕りんな・りんねの『愛宕シスターズ』が越智に声を掛けながら目の前の喋る魔物を撲殺、裂殺している。


 現在7階層では苦戦強いられるA・B級ランカーが多い中、『過疎化ダンジョン凸り隊』といった実力者として名高いクランの探索者(シーカー)らは喋る魔物を圧倒。


 その結果、最初は喋る魔物の数に押されていたが、今はどんどん押し返す状況が出来上がっていた。特にその押し返す勢いを牽引しているのは『過疎化ダンジョン凸り隊』ではあったが、それ以上に先頭に立って喋る魔物を蹂躙しているのは、


「これで終わりよ」

『ギャァァァ!!!!』

『グギェェェ!!!!』


 6階層よりも上位種にあたる喋る魔物に対してまだスキル技さえ使っていない状態で無双している『三賢人(スリーワイズマン)』のリーダーで『男の娘神エレにゃん』ことエレーナ・ツヴァイコフだった。


「ふぅ⋯⋯あと半分くらいかしら?」


 彼女がほとんど息も切らしていない状態でホゥっと一つ息を吐く。実際、エレーナの言う通り30体ほどいた喋る魔物の数は今では10体前後となっていた。


「ていうか、エレにゃん⋯⋯」

「ん? 何?」

「エレにゃんはその⋯⋯『女体(TS)化』慣れたの?」


 そんなことを聞いてきたのは彼女のクランメンバーの『ミル』と『リリン』。


「え? うん、問題ないよ。何? 二人はまだ慣れないの?」

「だ、だってぇ〜、《《お股がスースー》》するというか⋯⋯」

「《《元々あったもの》》が無いのが何だか違和感過ぎて⋯⋯」


 二人がモジモジしながら不安げな言葉を漏らす。


「⋯⋯あんたたちそれでも『三賢人(スリーワイズマン)』なの?!『三賢人(スリーワイズマン)』は世界を代表する『男の娘クラン』なんだよ! なのに何で体が女体(TS)化してそこまで戸惑うのよ! 《《男のシンボル》》なんてただ邪魔なだけな私たちにとって『覚醒(トランス)ポーション』による『女体(TS)化』はむしろご褒美じゃない! しっかりしなさいよ!!」

「「ひぃぃ、ごめんなさ〜い!」」


 不安がるミルとリリンに一喝するエレーナ。


 そんな場に緊張感が薄まりつつあったその時、


「キャッ!?」

「ともちー!」


 さっきまで優勢を保っていた『過疎化ダンジョン凸り隊』クランのメンバーの一人、『ともちー』こと『原田 朋美』が勢いよく壁に吹き飛ばされた。


 それを見たネームドの探索者(シーカー)らが一気に警戒を上げ、そのともちーを吹き飛ばした相手に視線を向ける。


『フフフ、人間ガココマデ強イトハ予想外デース』

『ケタケタケタ、デモ別ニ大シタコトハナイカナカナ〜』

『フシュシュ、ココカラハ我々上位種ノ頂点デアル3人ガ相手シマスデス』


 そこには体長10メートルほどの『大王イカ』のような喋る魔物と『カマキリ』のような喋る魔物、そして『ハエ男』のような喋る魔物がニヤニヤしながら立っていた。


新作はじめました!


『TS転生者の生存戦略〜Transsexual Reincarnation's Survival Strategy〜』

https://ncode.syosetu.com/n3337kz/


毎週土曜日10時頃投稿


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