【人物相関図】【登場人物】【設定・用語一覧】【時系列年表】
≪人物相関図≫
≪登場人物紹介≫
【星間連合帝国】
ダンジョウ=クロウ・ガウネリン
…星間連合帝国の皇太子で双子の愚弟。知力、体力ともに凡才だが純真で天性のリーダーシップとカリスマ性の持った少年で、全員日々平穏をモットーにしており、それを害する者は何人たりとも許さない正義感に溢れている。
ランジョウ=サブロ・ガウネリン
…星間連合帝国の皇太子で双子の賢兄。愚弟と勘違いされ優秀ながら侮蔑されて育つ。自尊心が強く誇り高く生きている。
シャイン=エレナ・ホーゲン
…元星間連合帝国将軍兼皇后直轄護衛騎士団団長の女性。現在はダンジョウの監視役で姉代わり。文武共に帝国最強の女性だが見た目は普通の童女。
ハーレイ=ケンノルガ・ルネモルン
…皇帝にとって代わり帝国を牛耳ろうと目論む星間連合帝国宰相。優秀すぎる息子のコウサを危惧して遠ざけ、キョウガに期待をかけている。
キョウガ=ケンレン・ルネモルン
…ハーレイの長男にして秘書官を務める男。父の野心を理解し帝国内の権力を得るため画策する。弟であるコウサの実力を買っている。
ベルフォレスト・ナヤブリ
…星間連合帝国執政大臣であり、帝国創成期より皇族に仕えてきた一族の家長にして皇族派筆頭。ランジョウを愚弟であると思い込み彼に上辺だけの愛情を与える。
ベンジャミン・ナヤブリ
…ベルフォレスト・ナヤブリの息子。帝国一の巨躯と腕力を持ち対一での戦闘であれば帝国最強と呼ばれる寡黙な男。
ジュリアン・フェネス
…皇后から貰った様々なメイド服を着る皇后専属侍従長兼護衛官。神通力を持ち人の本性を探ることができる。
クリフォード・ストラトス
…アイゴティヤ星知事であり知事連の筆頭。現皇帝であるゼンジョウ=カズサ・ガウネリンとは幼馴染でもある。高慢でありながらそれに見合う経歴を持つ。
ザイク=モウト・イルバラン
…ランジョウの従兄。容姿端麗、文武両道と名高く、皇族の優秀さを世間に知らしめている。宰相派と繋がっている。
ブリリアント=イイチ・イルバラン
…皇帝の妹でありランジョウの叔母。我が子の優秀さに絶対の自信を持ち、皇族としての誇りを未だに持っている。
アンドリュー・レオパルド
…カルキノス星の議員であり後の知事。根っからのプレイボーイで妻子がありながら多くの女性に声をかけている。
ステファン・レオパルド
…アンドリューの息子。父を反面教師にまじめな性格。
アリータ=アネモネ・テンペスト
…レオンドラ星の議員であり後の知事。皇后やヒカルとは同級生であり最も付き合いが長かった。ダンジョウやランジョウを自身の子供のように案じている。
ミドガルド・アプリーゼ
…クリオス星知事。クリオスに防衛以外の必要条件がないことを危惧しており、平和になればその価値がなくなると考えている。
ハンフリー・ギラン
…帝国官僚。ベルフォレストからランジョウの管理官に任命されるも、ある事件を止められずレオンドラ星に左遷される。
トーマス・ティリオン
…帝国官僚。ハンフリーから選出されランジョウの側近となったジュラヴァナ星人。物事を俯瞰で見る冷静さを持つ。元皇后直轄護衛騎士団参謀。
ベアトリス・ファインズ
…帝国軍人。ハンフリーから選出されランジョウの護衛官となる。スコルヴィー星人であり、女性と思えない巨躯をした元皇后直轄護衛騎士団。
テセウス・ガイムラン
…帝国軍中将。宰相派ではあるが、己の地位と現在の帝国の情勢を維持しようとする保守派でもある。
ジルギラン・ミッドウィル
…帝国軍治安維持部隊を率いる帝国軍中佐。任務遂行と自身の保身のためならば手段を択ばない冷酷な男。
クヌカ・バーンズ
…治安維持部隊に配属された元皇后直轄護衛騎士団で、現在は帝国軍中尉。海陽系で名の知れた古武術“虎殺流”の流派を受け継ぐ一族。
イレイナ・ミュリエル
…帝国軍諜報部に所属する軍人で絶世の美女。本人曰く持病の鼻血がでる謎の現象が起きている。
【帝国の人々】
フィーネ・ラフォーレ
…母と共にセルペンティアに越してきた少女。紙の本をこよなく愛し、周囲を寄せ付けない独特な雰囲気を持つ。
タクミ・マウント
…母の教育方針によりダンジョウと同じ孤児院に預けられた少年。理知的で純情であり、ダンジョウとは正反対だが親友の1人。
ビスマルク・オコナー
…セルヤマ星の地区を率いる長身の少年。その体に見合った身体能力を持ち、腕力で子分を率いる悪童。
ノヴァ・ホワイト
…ヴェーエス星のデセンブル研究所所長で元皇后直轄護衛騎士団科学参謀。マッドサイエンティストでありハーレイとも繋がりある研究をする。
ライアン・ブランド
…海陽系2大マフィアの一角であるブランドファミリーの家長。左目を渡る傷跡やアイゴティヤ星人特有の角で異様なオーラを放つ。恒星間運送業社会長。
ダルトン・ブランド
…ブランドファミリーの婿養子にして恒星間運送業社社長。寡黙ながらも人を見る目は確かで義父からの信頼も厚い。
アルバトロス・ガンフォール
…船が星間超光速移動できる光航路を運営するエルフィント航宙社会長。ブランドファミリーを凌ぐ勢力を持つ最古のマフィア、ガンフォールファミリーの長。
セドリック・ガンフォール
…アルバトロスの次男。所謂インテリの野心家で裏ではなく表から統治するためクリフォードの秘書を務める。
マーガレット・ガンフォール
…シャインの幼馴染で親友。不慮の事故により亡くなったアルバトロスの長男の娘であり両親の事故を不審に思い調べている。叔父のセドリックとは険悪な仲。
シャルロット・ガンフォール
…マーガレットの妹。物心がつく前に両親を失ったため祖父と姉に育てられる。好奇心が旺盛。
【ローズマリー共和国】
エリーゼ・ゴールべリ
…未来の元老院議長と呼ばれる少女。シャインに強い関心を抱いている。共和国の未来に危機感を感じており帝国の技術を吸収すべきと考える。
ミリアリア・ストーン
…ローズマリー共和国元老院議長。シャインの母親である元・元老院議長の弟子でもある。穏健派で帝国との友好的関係を望んでいる。
マルグリッド・チェン
…元老院議員。共和国内きっての保守派であり、共和国の文化を守るために帝国との国交断絶を望んでいる。
グラハム・コックス
…エリーゼの護衛官。共和国に生きる男性として肩身を狭く生きている。エリーゼの将来に期待している。
【神栄教関係者】
コウサ=タレーケンシ・ルネモルン
…海陽系最大の宗教である神栄教の枢機卿。帝国宰相ハーレイの次男でもあり、シャインに並ぶ帝国随一の天才。陰謀と密会を好み帝国を裏で巧みに操る。シャインに執着していく中で、徐々にダンジョウに興味を示していく。
ネメシス・ラフレイン
…コウサの親友であり右腕。表向きは帝国側であるが枢機卿直下隠密部に所属している。実の妹と恋人関係にある。
ガーネット・フロー
…神栄教枢機卿。コウサのことを高く評価しながらも政治に絡み、神栄教内でも武装するなどの行為に危機感を抱く。
セイマグル・ヴァレンタイン
…神栄教法王。若い時代に期待する好々爺でコウサからも慕われている。帝国の未来を憂いながらも次の時代に期待もしている。
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【用語一覧】
〇海陽系惑星
恒星海陽を中心とした12惑星による惑星群。
○B.I.S値(検査)
生後に受けさせられる検査で対象人物の運動能力、精神力、知能力を数値化して対象人物の能力総合評価を導き出す。
○星間連合帝国
三千年に渡って海陽系の七割を統治する巨大帝国。ラヴァナロス星を帝星とし、各惑星には知事が置かれ、帝国法と共に各星毎にも法が定められている。建国以前の時代は神話として語られている。
◇帝国に属する領星
◆ラヴァナロス星
皇帝が住まう帝星。帝都シエルを中心に強大な軍事力と最新技術、そして惑星を囲う6本の輪という天然の要塞を持つ要塞惑星。
・ラヴァナロス人特性:深紅の瞳
◆クリオス星
監獄惑星のスコルヴィー星を挟んでロースマリー共和国と隣接するため防衛惑星として扱われている。
・クリオス人特性:銀髪、色黒
◆カルキノス星
星間内最大の軍需企業ライオットインダストリー社がある惑星。
・カルキノス人特性:青い肌、金色の瞳、長身
◆レオンドラ星
農業などが盛んな自然豊かな惑星。
・レオンドラ人特性:顔立ちは普通だが犬歯が長く剛毛で、猫耳や尻尾を持つ半獣人
◆スコルヴィー星
重力が他惑星よりも強く無数のデブリと毒性の強いガスに囲まれている為、普通の戦艦や宇宙船では降りる事は出来ない。その特性を活かし帝国内の重犯罪者を収監する監獄惑星として使われている。スコルヴィー人はかつて奴隷とされていた。
・スコルヴィー人特性:赤い肌、毛髪がなく非常に大柄
◆アイゴティヤ星
山や岩に覆われた惑星。海陽系のエネルギー源である特殊な鉱石ヤシマタイトが採掘されている。
・アイゴティヤ人特性:こめかみに角
◆ヴェーエス星
雪に覆われており科学技術に特化した惑星。惑星の大陸全てに研究所が存在する。
・ヴェーエス人特性:白い肌、銀髪
◆フマーオス星
資源に溢れた星であり自然にあふれている。国民はB.S.Iの値が他の星の人々に比べて低いく、やや差別的な扱いを受けている。
・フマーオス人特性:蒼い瞳、美形
◆ジュラヴァナ星
帝国管轄でありながら法王によって統治される治外法権惑星。現在はジュラヴァナ人と殉教者が居住している。
・ジュラヴァナ人特性:白目がない大きな瞳
◆チャンモイ星
無人でほとんどを海で覆われた惑星。双子島と呼ばれる∞形の小さな島が一つだけ浮かんでいる。女神メーア降臨の星と呼ばれる聖星でもある。
■セルヤマ星
準惑星であり生命は存在していなかった。300年ほど前から移住が始まっており現在独立自治惑星として名乗りを上げている。
○ローズマリー共和国
帝国の建国から500年後に建国した共和制の国家。
政治には戦を好む男性を排除し選挙によって選ばれた女性が主導する女系国家である。
また性行為を不純なものとして捉えられており試験管ベビーが一般的。その為、細胞の培養など遺伝子技術に特化している。一方で母体出産の人物は差別気味に扱われることもある。軍は女傑軍と呼ばれスパイ活動などを行うEEA(共和国諜報機関)が存在する。
◆パルテシャーナ星
首都ならぬ首星。
パルテシャーナ人(ローズマリー人)特性:翠の瞳、細身
◆トソヤマ星
無人惑星。女性の割合が多いローズマリー共和国において、出生率向上を目指す為医療研究に焦点が置かれた惑星であり、共和国民の八割がこの星で生まれている。
〇神栄教
海陽系に伝わる神話を基にした宗教。唯一神メーアと三大守護聖人が世界を構築したという神話に基づく。
〈神話〉
女神メーアは海陽からチャンモイに降り立ちジュラヴァナで育った。
その後海陽の爆発が予見されるが、メーアが三大守護聖人であるシエル、ザイアン、パネロを引き連れ、海陽の光を取り戻したとされている。その後、メーアの弟子の1人オドレー=マルティナ・ガウネリンは彼女の平和の意思を継ぎ星間連合帝国を築き上げたとされている。
〇神痛力・異端者
一種の特殊能力。かつて女神メーアを亡ぼした力の一つと考えられており、利用できるものは異端者として迫害される。外見上は異端者か分からないが、B.I.Sでその力の有無は確認でき、帝国内では異端者には異端手帳を配布され管理されている。異端者はその身を隠し、日々を一般人と共に暮らしている。その発生率はごく稀であり使用できる力も占い程度のもので大したものではない。
〇ヤシマタイト
アイゴティヤ星で採掘される無色透明の希少な鉱石。特定の周波を当てると物質の粒子結合を解除するヤシマ線を発する。ヤシマ線の中には膨大なエネルギーもある為、軍事利用や資源エネルギーとして活用されている。
〇CS(Combat Suit)
陸海空宇宙での戦闘用スーツ。両脚部と背部にスラスターがあり、家柄によっては家紋をあしらうなどしている。
○BE(Body Extension)
特定の脳波を持つ人物が装着することで組み込んだヤシマタイトが粒子分解性能を発動し、そのエネルギーから起動する全高3m程の人型起動兵器。装着者は背部から四肢を入れるとボイス機能で起動し動きをフィードバックできる。装着者の身体能力を3倍近く上昇させる。
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≪時系列年表≫
帝国暦元年:星間連合帝国建国
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帝国暦3340年:政務冷戦
帝国暦3356年:皇帝崩御
帝国暦3357年:復古宣言
帝国暦3358年:皇宰戦争
帝国暦3359年:ナスカブディア協定締結
帝国暦3360年:皇宰戦争終戦
帝国暦3361年:神栄教民主共和国建国
帝国暦3362年:簒奪禅譲論
帝国暦3363年:天二日
帝国暦3364年:バルトルク研究所爆発事故
帝国暦3365年:帝公分離
帝国暦3368年:ナスカブディア協定終結
帝国暦3372年:帝教分離
帝国暦3376年:羊海炎上戦争
帝国暦3377年:煉獄隊壊滅事件
帝国暦3379年:教公同盟
帝国暦3380年:デセンブル研究所反人道実験事件
帝国暦3384年:閏年の悲劇
帝国暦3385年:第一次帝教公戦争
帝国暦3386年:皇女騒乱
帝国暦3387年:第二次帝教公戦争
帝国暦3388年:変革反乱運動
帝国暦3389年:アルカイド監獄襲撃事件
帝国暦3389年:皐会談
連邦協定締結
帝国暦3390年:ラヴァナロス最終戦争
海陽連邦暦元年(帝国暦:3390年):海陽連邦設立