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自灯籠  作者: 葦原爽楽
自灯籠 猛毒の青銅
45/211

第一回 QandAコーナー 

ふざけたような、そうでもないような。

行間がほとんど空いていないので見にくかったら申し訳ありません。

説明回です。


前回、変換


否笠「はい、というわけでQandAのコーナーです! パチパチパチ~」

美羽「・・・・・・」

蛍「・・・・・・」


否笠「おや? どうしました二人とも。折角(せっかく)の舞台裏コーナーです。もっと羽目を外しても構いませんよ?」

美羽「いや、あの、」

蛍「その、色々疑問点があるんですけど、」

否笠「疑問点とは?」

蛍「QandAのコーナーって何ですか? いや、したいことは理解出来るんですけど、なぜいきなり?」


否笠「簡単です。本編では色々小難しい単語や設定が入り交じっています。それをキャラ崩壊させながら私たちが説明していくのですよ」

美羽「キャラ崩壊って、メタいですね」

否笠「舞台裏ですから。先も言ったとおり羽目を外してもかまいませんよ。ここではまともな人ほど苦労人(ツッコミ役)になりますから」

蛍「あはは、確かにそうっぽいですね」


美羽「舞台裏のコーナーって、私と蛍と店長だけですか?」

否笠「いいえ。呼べば集君も天都さんもアラディアさんも来てくれますよ。皆さん、どうぞ」

集「チーッス!! これ見てる皆さんどうも! 海曜集です!!」

アラディア「死ね」

集「グワハァッ!!て、てめぇ、アラディアさん。あんた舞台裏でもその性格変わんねぇのかよ・・・」

アラディア「天上天下(てんじょうてんげ)唯我独尊(ゆいがどくそん)

集「意味が分からん・・・・・・」


天都「ふぅ~、すぱぁ~。あぁ、煙草うめぇ」

美羽「さっそく天都さんが崩壊してますね。絶対本文で言わなそうなこと言いましたよ」

否笠「ふふふ、変化というのは自らも気づかないうちに起きているものですよ」

天都「スパァー」


否笠「さて、今日は桃花のメンバーの他に、スペシャルゲストを呼んでいます」

蛍「スペシャルゲスト?」

美羽「その人って、これまでに出てきた方ですよね?」

否笠「もちろんですよ。未来からキャラを持ってくることはできません」

集「さて、呼びますか。スペシャルゲストさん、どうぞ!」


美羽(だ、誰が来るのかな? 帳ちゃんが来てくれると嬉しいけど)

蛍(僕の予想だとシュヴァラさんかな。絶対この後関わってくると思うから)

天都(煙草うめぇ)

アラディア(早く帰りてぇ)



ダダダダダダダダダダダダダダダ(どこからともなく太鼓が鳴る)



パンパカパンパンパーン!




ブルーワズ「ど、どうも」



全員「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」

ブルーワズ「・・・・・・・・・・・」

全員「「「「「「お前かよ」」」」」」


ブルーワズ「いや、仕方ないだろう! 我だって突然聞かされたんだぞ!! よくわからないまま死んだと思ったら、なんか変な空間に呼ばれるし。

しかもスペシャルゲストとして話せって作者に言われるし」

集「だからってなんでお前なんだよ。需要ないだろ」

ブルーワズ「悲しい」

美羽&蛍(今回のツッコミ役決まったな)

否笠「では、役者も揃ったので本題に移りましょう。まずは基本的な設定から」



Q、顕現(けんげん)ってなぁに?



否笠「本作の最重要キーワードです。では美羽さん。説明お願いします」

美羽「え、私ですか? わかりました。言葉足らずだとは思いますが、説明させていただきます。

コホン。『顕現』というのは、『自灯籠』における超能力(ちょうのうりょく)異能(いのう)(たぐ)いだと思ってください。

私たちが普段抱えている想い。信仰、願い、渇望、念、意思。それらをまとめて想念(そうねん)

その想念を抱え続けると、いつしか顕現が発現する。そんな仕組みですね」


蛍「うん。顕現はよく植物に例えられる。これは本文でも言ったね。

(想念)を与えることで、やがて芽が出て(顕現)が咲く」

美羽「何か強烈な想いを抱え続けていれば、それを実現できる力を手に入れる。簡単に言えばこんな感じですね。

そして顕現を発現させた者を顕現者(けんげんしゃ)と呼びます」


美羽「顕現が発現する仕組みは以上です。次はその効果について説明します。

とは言ってもその力は十人十色、百人百様です。

自らが抱えている想いによってその効果は違います。

例えば、『ああ~、何か燃やしたいな~』って想っていれば燃焼する力が得られます。

蛍は火炎放射器が出てくるって言ってましたね。帳ちゃんに対して」


ブルーワズ「その通り。それがどれだけ現実離れした理想であろうと実現してしまう。

自らの想念で現実を打ち砕くものだからな。

世界を壊したい、なんて願えば本当に世界を壊す力が手に入る。

神様になりたい、なんて願えば本当に神のようになってしまう」


蛍「ブルーワズさんの顕現は毒ですよね。どうしてそのような顕現になったんですか?参考までに聞いておきたいです」

ブルーワズ「我か? 我の場合は信仰だな。自らの内にある毒。それは我にとって鎧であり武器でもあった。

生物が狩りの時に毒を重宝するのは理解出来るだろう? そんな毒を誇りに想い、信仰したのだ。その結果顕現が開花した」


美羽「うぅ~ん。私には上手く想像できないですね」

ブルーワズ「貴様らが理性を信仰し、腕や脚に自負を持つのと同じだ」

美羽「ああ、なんか理解できそうな気がする」

集「平行世界には色んな設定が入り交じってるからね。周囲の環境も僕たちの世界とは違う。どんな想いを抱いても不思議じゃないよ」



美羽「さて、では顕現の種類について話しましょう。

顕現は大きく分けて三つに分類されます。

まず具現型(ぐげんがた)。自らの想いが武装や物といった目に見える形で世界に現われます。

具現型の人、手ぇ挙げて」

ブルーワズ「はい」

アラディア「ya」


美羽「私も具現型です。今まで出てきたのはこの三人ですね」

否笠「ついでに具現型の特徴を挙げてもらえれば助かります」

美羽「はい。具現型は他のタイプと比べて、身体能力や顕現の力、干渉への抵抗力が高かったりします。

直接戦闘に向いている感じですね」



美羽「では、次に無形型(むぎょうがた)

自らの想いが目に見えない概念や事象といった形で世界に現われます。

目に見えないから、その名の通り無形らしいです。

無形型の人、手ぇ挙げて」

蛍「はい」

否笠「はい」

天都「スパァー」


美羽「無形型はこの三人ですね。じゃあ天都さん。このままじゃまじで煙草吸ってるだけで終わってしまうのでご説明お願いします」

天都「・・・・・・無形型の顕現は目に見えず、それゆえ対応が困難だ。相手を封殺する顕現も多い。

三つのタイプの中で、戦闘になれば最も厄介だろう。干渉能力が皆強い。が、それゆえに本人の身体能力や抵抗は低い」

集「低いって、蛍君想像できるかぎり無限に速くなったり強くなったりしてるんですけど」

天都「それは顕現の力によるものだ。素の能力は三つのタイプの中で最弱のはずだ」

蛍「確かに、ごもっともです」



美羽「では、最後に展開型(てんかいがた)について説明します。

展開型は周囲の世界を塗り替えて、自らの望み通りの世界を創ります。

すなわち、世界を操る顕現。

その空間内は顕現者の法則が充満している異世界そのもの。

自分以外にはルールの強制が発動し、改変しようとする力が押しかかります。

展開型を相手するのは、世界と戦うことと同義ですね。

世界を操る、三つのタイプの中では最大規模の顕現型です。

展開型の人、手ぇ挙げて」

「・・・・・・・・・・・・・・・」


美羽「まあ、この中にはいないですよね」

蛍「霞さんって人がいるんだけど、今堅洲国にいるからね。

これまで出てきた人だと、帳ちゃんが該当するかな」

アラディア「そいつが来てないのに、ほんとどうして今回お前が来たんだよ」

ブルーワズ「つらい」

美羽「じゃあアラディアさん。展開型の説明をお願いしてもよろしいでしょうか?」

アラディア「ふ、仕方ない。この魔術王たる俺が直々に説明してやろう。耳の穴かっぽじって一字一句聞き逃すなよ」

集「なんでどや顔で言うんだよ」

アラディア「るっせー蹴るぞこの野郎」

集「ガバアァッ!!! おい! 蹴った後に言うな!!」

アラディア「展開型ってのはな」

集「無視かよ」

アラディア「展開型ってのはな。具現型、無形型に比べて身体能力も高くない。平均的だ。

ただその分周囲の世界ごと破壊しないと死なない。自らの領域に偏在し、一は全、全は一を体現している。だから展開型を殺したいなら世界ごと砕け。その程度の火力が無いなら無理だな」

美羽「無形型とどっこいどっこいの厄介さですね」



Q、派生型ってなに?



美羽「最後に、このたび私が発現させた派生型(はせいがた)について説明したいと思います。

・・・・・・と言ったは良いものの私自身詳しくは知りません。

なので店長に説明していただきたいと思います」

否笠「おや、私ですか。では、僭越(せんえつ)ながら説明させていただきましょう。

派生型とは、既に発現している顕現から枝分かれのように発現する顕現です。

植物の例えで言うのなら樹ですかね。一つの幹から枝分かれするでしょう?」


蛍「つまり、美羽の場合は腕の武装から脚の武装に派生したと」


否笠「おそらく。

派生型は別種なようで、根は同じです。その想いは一緒で、共有している。

美羽さんの例で言うのなら、腕も脚も破壊の属性を帯びています。

その発現条件は謎です。ただでさえ顕現は謎に包まれていますからね。

推測するに、役割や目的ごとに分かれているのではないでしょうか?

美羽さんも、腕の武装は物理的な破壊特化。脚の武装は法則・理の破壊特化。といった具合に。

希有な(タイプ)です。私もあまり見たことはありませんね。

アラディアさんが解剖したそうに美羽さんを見てますよ」


アラディア「ジーーーーーーーーー」

美羽「ひえっ」

蛍「顕現が増えるってことは、武器が一つ増えるとも考えられますね。

派生型ってどれくらい増えるんですか?」

否笠「それもあまり分かっていません。事例自体が少ないので。

だけど、そうですね。それも人によるのではないでしょうか?

二つや三つ。五十発現させた猛者(もさ)もいましたね」


集「うわお」

否笠「既に発現している顕現から枝分かれするように現われる。その性質も似ている。既に発現した顕現と、根元は共有している。

これを覚えていただければありがたいです。本編でも説明しますけどね」

美羽「確かに。ろくな説明も無いまま私がぶっ倒れましたからね」


否笠「美羽さん、大部分の説明ありがとうございました。」

美羽「いえ。皆様のご理解を深められるのなら、これくらいへっちゃらです!」

否笠「頼もしいですね。では次の質問に移りましょうか」



Q、堅洲国、そして咎人とは?



集「ちょうど今回咎人がいるね」

否笠「そうですね。では本人の口から説明してもらいましょうか」


ブルーワズ「ふむ、まあ妥当か。では語ろう。

堅洲国というのは通常の平行世界とは位相も時空も次元も異なる超次元空間。

赴くには専用の移動方法を使うしか無い」

美羽「けど、貴方は描写見る限り普通に戻ってたじゃないですか」

ブルーワズ「手で引き裂いただけに見えたか? 魔術を簡略化して、手でゲートを作ったのだ」

蛍「あの一瞬にそんなことをしてたのか」

ブルーワズ「そうだ。我々は諸事情により貴様らの世界、葦の国に長時間存在することができない」

美羽「?」


ブルーワズ「それはいずれ本編で話されるだろう。

話を戻そう。堅洲国は根の国とも呼ばれる。

本来その二つは別なものだと言われているが、今はそれはいい。

堅洲国に存在する者は総称して、堅洲国の住人、あるいは()と呼ばれている」


否笠「ここが間違いやすいところですね。

堅洲国に存在する全てが咎人というわけではない。ただ単にそこで暮らしている者もいます」

蛍「店長が言っていた、堅洲国にいる者を無闇に殺すなっていうのはそういうことですか」

否笠「正当防衛は許していますけどね」


ブルーワズ「咎人の定義は、堅洲国に存在する鼠の中で葦原中国(あしはらのなかつくに)に害をなす者、だ。顕現者であるかどうかは関係ない」

美羽「確かに、それだと1~3層の咎人は該当しませんね。彼ら顕現者ではありませんし」


ブルーワズ「うむ。堅洲国は全部で九層ある。

力関係や咎人の数で見れば、堅洲国は逆ピラミッドのようになっているな。

1~3層の上層。4~6層の中層。7~9層の下層に分かれている。数は上に行けば行くほど多いが、下に行けば行くほど強力な鼠が存在する。

今回出てきたあの女軍人も最下層の存在だ。なんで熾天使なんて出てくるんだよこん畜生」


美羽「トラウマ植え付けられてますね。ついでに天使の説明もお願いします」

ブルーワズ「ああ、分かった」



Q、天使の階級ってなぁに?



ブルーワズ「天使の階級。それを堅洲国の九層と対応させて、咎人の危険度を表す指標としている。

一層=天使(エンジェルズ) 二層=大天使(アークエンジェルズ) 三層=権天使(プリンシパリティズ)

四層=能天使(パワーズ) 五層=力天使(ヴァーチュース) 六層=主天使(ドミニオン)

七層=座天使(スローンズ) 八層=智天使(ケルビム) 九層=熾天使(セラフィム)

といった具合に。基本複数形だな。

さらに、天使の階級は”格”としても扱われる。

格上の者はまさに次元が違う力を持つ。狙われたら基本死ぬし、戦ったとしても負ける。

触らぬ神に祟り無し。下の層には十分な力をつけてから下ることを推奨する」


美羽「・・・・・・そう考えると不幸でしたねブルーワズさん」

集「自業自得ともいうね」

ブルーワズ「つらい」


否笠「この天使の階級は私たち顕現者全員に適用できます。

美羽さんと蛍君なら能天使(パワーズ)。集君なら主天使(ドミニオン)といった具合に」

美羽「店長たちは?」


否笠「私、アラディアさん、天都さんは全員熾天使(セラフィム)に到達しています」

蛍「じゃあ今回僕たちが負けても、結局ブルーワズはアラディアさんに殺されてたんですね」

ブルーワズ「つらい」

美羽「九層まであるってことは、咎人たちにとって熾天使(セラフィム)が最終到達地点なんですね」

ブルーワズ「?」

天都「一応はな。今はそれ以上を知る必要は無い」



Q、粛正機関ってなぁに?



否笠「集君。粛正機関の説明をお願いします」

集「待ってました! 任せてください店長!!」

アラディア「空気読んで噛めよ」

集「嫌ですよ。とにかく説明します。

粛正機関ってのは上で説明した咎人を粛正する機関。名前通りだね。

そして粛正機関で働く顕現者を、『粛正者』と呼ぶ」


ブルーワズ「粛正か。体の良い名称だ」

集「その通り。けど殺害機関じゃ物騒すぎるから。

粛正機関は桃花だけじゃない。平行世界に他にもある。

けど本編でまともに登場して活動するのは桃花だけじゃないかな、今の所」

美羽「えぇ・・・・・」


集「粛正機関の主な仕事は咎人の粛正。また顕現者の保護だね。

粛正仕事も基本6層の咎人まで。それ以上は高天原が粛正業務を行う。

けど高天原が7~9層の咎人粛正を禁じているわけではない。

それに値する実力があるのならご自由にってことだね」

ブルーワズ「高天原、あの忌々しい奴らか」


集「ちょうどいい。高天原との関係も話そう。

粛正機関と高天原は仕事仲間。高天原が咎人の粛正を粛正機関に依頼して、俺たちはそれを執行する。

そしてそれに応じた報酬をもらえる」

蛍「めちゃくちゃもらえますよね」

集「店全体でどれだけもらえてるんですかね? 兆とか京とかいってますか?」

否笠「逆に聞きますがその程度で収まると思いますか?」

集「すんません。愚問でした。

とにかく粛正機関の説明は以上です」



Q、霊格ってなぁに?



否笠「では、説明が厄介な霊格について話しましょう」

集「確かに。未だほとんどが謎に包まれてますね」


否笠「霊格とは、複合的なものです。

質量、熱量、エネルギー量、存在規模、存在密度、存在強度、または魂の大きさ。

概して言えば存在量。それらをまとめて霊格。うん、この時点でわかりにくいですね。

何かいい呼び名はないものでしょうか」


ブルーワズ「さあな。堅洲国でも霊格という呼び名で統一されている」

否笠「まあ、自分の全ての魂とか経験とか知識とか、全て合わせた存在量のことだと思ってください。

霊格の高さは戦闘に大きく関係します。

霊格の高い者はその格も高い。霊格が高まるにつれて顕現の力も、身体能力諸々も向上します」


美羽「良いことだらけですね」


否笠「ええ。霊格が上昇するにつれ、付属するように様々な効果が付属します。

惑星に匹敵する程の霊格を持てば生態系を形成できる。

宇宙に匹敵する程の霊格を持てば独自の法則を創造できる。

神に匹敵する程の霊格を持てば全知全能の領域に至れる。

霊格を溜め込むにつれて超越し、不可能なことが可能になっていくのです。

とにかく、霊格というのはそんなものです。基本的にあればあるほど嬉しいものとでも覚えていただければ」


天都(すげぇ大雑把)



Q、魂喰(たまぐ)いってなぁに?



天都「いい加減無言でいるのも辛いんで話す」

集「待ってました!」

美羽「お願いします天都さん」


天都「魂喰(たまぐ)い。本作における重要ワードの一つ。

文字通り魂を喰らうことだ。

他者を殺して、その魂を自らに取り込む。

つまり、相手の霊格を丸ごと自分のものにできる。

世界の法則でありながら誰もが利用できる術技。堅洲国に偏在する理だ。

それゆえ堅洲国では咎人共が日夜殺し合っている」

ブルーワズ「その通り。霊格を増やす最も効率的な手段だ」


美羽「すごいですね。この時点で本編より喋ってるんじゃないですか?」

天都「・・・・・・」



Q、魔術ってなぁに?



アラディア「本編で喋っただろ」

集「まあまあ、あまり詳しい説明はされてませんから」

アラディア「仕方ない。俺以外に適任はいないだろう。

逆に聞くがお前たちがイメージする魔術とはなんだ?」

蛍「ええと、手から火を出したり、怪しい儀式をしたり、そんなイメージですかね」

アラディア「はっ」

蛍(嘲笑(わら)われた)


アラディア「つまり、超自然的な現象を発生させたり、宗教的な儀式を行うことが、お前のイメージと」

蛍「まぁ、後は魔術書とか魔方陣とかもですね」

アラディア「まあ、それは広く知られているな。それらも魔術の一つだ。

魔術っていうのはな、広義で言えば、世界に住まう者が確立した知識・技術のことだ」

美羽「とても抽象的ですね」


アラディア「そうだな。身近な例で言えば、勉強術とか読書術とか、そんなもんだ。

必ずしも超自然現象を起こす必要なんてない。

先人たちは世界に生まれ、世界の仕組みを暴こうと努力した。

なぜ人はこの世に産まれたのか。なぜ雨が降るのか。なぜ死ぬのか。なぜ生きているのか。

そして生きていくなかで、様々な技術を生み出した。それは医術であり、製鉄術であり、航海術であり、数学であり、形而上学であり、科学技術であり、魔術でもある。

存在が残した軌跡。それを総称して魔術と呼ぶ。科学も魔術も、過去に向かうか未来に向かうかという性質が違うだけで、俺から見れば本質は同じだ。

まあ、俺たちが使っているのは主に戦闘用に超自然現象を発生させる魔術だがな」


集「身体能力の強化、回復促進、戦闘補助、色々ありますね」

アラディア「そう。方向性が決まっている顕現と違い魔術の万能度は高い。

各平行世界での魔術の起源や種類、扱いや名称は異なる。

世界の理に則って超常現象を発生させたり、世界のシステムに介入して新たなルールを作ったり、プログラムとかコードとかだったり。

まあ大抵の魔術は知識と理論とエネルギーさえあれば起動できる」


美羽「つまり、一括すると?」

アラディア「魔術は世界に刻んだ足跡。俺たちが使っているのは超常現象を発生させる魔術ってことだ」




否笠「さて、結構長くなってしまいました。

今回はここまでにしましょう。情報の詰め込みすぎも良くない」

美羽「そうですね。一回頭の中で整理しないと」

否笠「スペシャルゲストの出演ありがとうございました」

ブルーワズ「いや、強制的だったんだけど」


蛍「また次もこのコーナーやるんですか?」

否笠「まあ、新しい設定とか、説明しないといけないものがでてきたらするつもりです。

もう少しで霞さんが帰ってきますからね。もしかしたらあの方にも出てもらうかもしれません」

集「あの酔っ払いがですか? 100%カオスになるじゃないですか」

否笠「その方が面白いでしょう?」

集「えぇ・・・」

美羽「では、今回はこれでお開きということで。

ここまで見てくださった画面の前の皆様へ」

全員「「「「「「「ありがとうございました!!!」」」」」」」




To Be Next Stage

次回、自灯籠 領域内の数学者

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