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欲しいモノは強引に! ...ならキミも。

作者: 七瀬

僕は好きになった子には強引に引き寄せて僕の事を好きにさせる。

今まで、そのやり方で上手くいっていた。


なのに最近、好きになった女の子がなかなか手強い。

僕が彼女にどれだけキミの事が好きなのか?

30分もかけて話したあげく......。

彼女の返事はこうだった。


『私は、あなたみたいなタイプの男性が大キライ! どうでもいいけど?

付きまとわないでくれるかな?』

『えぇ!?』


なんか? メラメラしてきた。

そういう言われ方したら......? ハートに火が付いたよ。

絶対に、彼女を落とす。

いやいや? 落として見せる。


でも待てよ? あんまりグイグイいくと? 変な風に見られてしまう。

嫌われることを前提に行動するのは違う。


『じゃ? どうする?』


まぁ、少しづつ彼女との距離を縮めていけば間違いなく僕の事を好きに

なってくれるはずだ!



...とまぁ考えたものの性格に合わん! やっぱり強引にグイグイいこう!




あれから1週間後、僕は僕は...強引に彼女にアタックし続けた結果。

尋常じゃないぐらい嫌われた。


どうしよう? あんなに女性に嫌われたことが今までない。

もう、好きになってほしいより少しでも僕の事を知ってほしい。

嫌いじゃなければそれでいい。


僕は友達の友達の友達に頼んで、彼女と少しでも 『和解をしたい!』

その事を伝えてほしいと頼んだ。


当たり前だが、彼女には受け入れてもらえず......。



こんなところで、僕はめげないぞ!

もう、好きとか嫌いとかどうでもいい。

和解してほしい。僕を嫌わないで欲しい。

それだけの想いで、僕は彼女に【執着】していた。


でも、その僕の想いが良かったのか?

それから半年もすると......? 彼女が僕の事を受け入れてくれた。

しかも? 僕の事が好きだと言う。



...どうしよう? もう既に彼女に対して 『恋愛感情がない!』

付き合いたいと言う気持ちも一切ないし、もし付き合ってほしいとか

言われたら? まったく付き合う気がないぞ~! どうしよう?

変な事になったなぁ~ 困った困った?





僕が悩んでいる間に、彼女から僕に直接話があると言われた。


『今までごめんね。 以前、あなたの事タイプじゃないって言ったけど?

こんなにも私の事を想ってくれていると思っていなくて。今は私の方が、

あなたの事を好きになったみたい。』

『えぇ!?』


正直、あの時みたいな事にはなりたくない!

ここは、彼女の返事にちゃんと答えよう。


『僕も、キミが好きだよ。』


本音はごめん、ウソだけど.....。


『ホントに! 嬉しい。』


そんなこんなで、僕は彼女と付き合う事になりました。


 

















最後までお読みいただきありがとうございました。

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