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天上界系馬鹿日記  作者: ブラック・ティトセー
12/12

その12

十月二十二日 張り手の威力って凄いんだね、と感心しつつ、目が覚めたらもう既に一日くらい経過しててびっくりしている今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?僕は元気です。そうそう、十月に入ってから日付が漢字になってるんだけど、数字を縦に書くと読みにくいねとか何とかで漢字にしたそうで、特に意味は無いんだって(作者)が言ってたよ。え?どうでもいい?うん、僕もそう思う。っていうか・・・・



「長えよ!そこ↑は長くても『感心しつつ』で終わってそこにそれから一日経った的な文章を続けて書けばよかったのではなかろうかっ!?」

「な、中野くん落ち着いて。自分で書いた日記のタイトルにツッコんで何が得られるの!?」

「ああ、そうでした!これは僕が書いてる日記という設定で書いてあるんだって(作者)が言ってました!」

(作者)「え?そうなの?(後ろを振り向きながら誰かに確認している)」


 ミニドラマ 思いつきで書いている頃に 自分でも変(だなと思うことはあるんだよ)


(記者)「この作品のコンセプトを漢字一文字でお願いします。」

(本当に偉い人)「そうですね・・・【無責任】ですかね。」



「わーーーー!!わーーーっ!わーーーーーーーーーーーっ!!!」

「な、中野くん?」

「それはダメ!絶対ダメ!!なんか実際よりも一文字増えてるけど全国ネットの大惨事を再現しちゃダメでしょう!?」

(作者)「大丈夫だって。マズかったら編集でカットされるはずだから。」

 もうダメです。これ以上コイツに関わっていたら話がちっとも進みません。

(作者)「いいじゃん。オレがボケてお前がツッコむ、それでこの世界が成り立ってるんだ・・・」

 遠い目をしながら言えばカッコいいわけでもないのでやめていただきたい・・・

(作者)「そういう設定があっても良いと思うんだ・・・」

 設定とか言わないでいただきたい・・・・

(作者)「漫才とかどうよ?」

・・・・・・・・・・・

(作者)「ほら、そこの娘を相方に、なんてどうだ?」

「ボクが中野くんの相方・・・?ぼ、ボケの練習しなきゃ!え~っと・・・・」

いや、そんなに可愛らしく悩まないでください、萌えますから。どうせコイツにそんなつもりなんて微塵も無いはずですから。

(作者)「でもさ、好きなんだろ、ツッコみ?」

 ・・・・・・・・・・


ブチッ!(僕の理性とか言うヤツがバッツリ逝った音)


「ああ好きだよ!ツッコむのは大好きだよ!もう日課みたいなもんだよ!相方がいたらバンバンツッコんでやるよっ!!」

「えっ?バンバンって・・・そんなに激しく!?・・・で、でも、ボク、中野くんがいいのなら・・・・が、ガンバルよ!」

 いい笑顔、そして何か違和感。

「ちょっと待って鷹見坂さん、その頬の赤みとはにかんだ笑顔は何?漫才の話だよね?」

ええ、僕にも何を勘違いなさっているのかくらいは想像出来るのだわ。そこには触れないでおこうと思うのですぅよ。

「うぇっ!?あ・・・・もうやだぁ、ボクってばなんて勘違いっ!」


ズバチィィンッ!


「ぐぼえらっ!」

 君の張り手は一万メガトン・・・・


(作者)「欲は窓辺のソファーに深々と腰掛けると、胸ポケットから小さな箱を取り出した。葉巻(は未成年だと色々問題があるのでタバコ型チョコ)だ。彼はお気に入りの銘柄を常備している。彼はそのお気に入りを一口、口に含むと舌の上で転がすように味わう。【欲】『ふぅ~っ。(実際にはカリッという効果音)』そして窓の下、眠ることの無い夜の街(実際には自室から見える真っ暗な庭)に目を向ける。そして、今日のことを頭に思い浮かべては溜息を一つ。【欲】『ふっ、またしても・・・・オレは罪作りな男だぜ・・・。(あ~、明日学校どうしようかな。あ、JOYふる!同盟の会議があるから休みでいいか。)』それから、今日落とした女のことを思い浮かべつつウィスキーのグラスに口をつける(カレンちゃんのことを思い浮かべながらカ○ピスの入ったコップに口をつける)。もちろんロックだ(もちろん原液だ)。【欲】『ふっ、しみるぜ・・・・(ふおっふぇっうおヴぇぐへぇっ!何で?僕は牛乳を注いで来たはずなのに!?)』今日も夜は更けていく・・・(今日もカレンちゃんが扉をちょこっと開けて僕を見ながらほくそ笑んでいる・・・)。」

「待て!何で『カレンちゃんが牛乳パックの中にカル○ス原液を仕掛けてました事件』を知っている!?」

 ハードボイルドっぽくしようとしている点については何も言いますまい。

(作者)「だってオレ作者だぜ?」

「どうせそういう設定だってだけのクセに・・・・」

(作者)「・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 何故か無言で見つめてくる(作者)・・・

(作者)「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

こういう輩は無視するに限ります。

(作者)「にぱ~☆」

無視無視・・・

「・・・ところで鷹見坂さん、世界引きこもり運動ってどうなってるの?キング・オブ・ゴッドとか何とか・・・・」

 さぁ、話を進めて行こうじゃないですか!

「な、中野くん、何で知らないの・・・?」

またしても信じられないと言う顔をされましたよ。そうですか、僕が天上界に行ってる間に奇妙な名前がメジャーになっていたりするんですのね。まぁ、そんな顔をされ続けるのも嫌なので、とりあえず僕がカレンちゃんに連れられて天上界に行ってそこで色々あって天上界を統べる欲望の神『欲望er』なったということを二時間くらい掛けて説明したのだわ。

(作者)「へぇ、そんなことがあったんだぁ?」

 うぜぇ・・・・・・

「ふぅん、そんなことがあったんだね。」

「あったのですよ。だから今現在の地上の状況についてはまったく感知しておりません。」

 さぁ、語りたまえよ、キング・オブ・ゴットについてぇ!

「うん、なんていうか・・・轟人くんなんだけどね・・・」

・・・・・・・・?

「何ですと?」

 僕は何だか懐かしい名前を聞いた気がした。だから思わず聞き返してしまったんだっ。

「ほら、JOY!ふる同盟の轟人くんだよ。同じクラスの・・・・」

「な、なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっっっっぃぃぃぃぃっっぃっぃっぃいいい!!」

 土御門 轟人が同じクラスだったなんて!

「中野くん、驚くポイントが違うような気がする・・・」

 だって知らなかったんだもの・・・・

「ホントは『キング・オブ・轟人』らいしんだけど、報道で何回も間違えられて世間的にはどうでもいいやってことで『キング・オブ・ゴット』になったんだよ。歴史のテスト辺りで出るかもしれないから覚えておこう!」

「え?あ、うん、覚えておくよ・・・・。」

出ねぇよ。というのは言わないほうが良いでしょう。だって、もしかしたら出るかもしれないじゃん!?世界中を巻き込んだ大事件ですぞ!これが教科書に取り上げられないなんて考えられないのだわ!これはぜひ轟人に会わなくてはならないかしら!そしてサインをいただくのですぅ!そのサインがプレミア物になり値段が急・高・騰!そして僕は

「ガタガタうるせぇよ、この欲兄がっ!」


ごじゅっ!


「きゃああああああああっ!な、中野くんの頭部がっ!」

 鷹見坂さん、顔を覆ったと見せかけた指の隙間から僕を見るのをやめてください。

「復活、欲望er!カレンちゃん、いくら久しぶりに見た僕がまぶしすぎて堪らないからといって再開を祝う前にいきなり電子某辞苑で頭部四十五度スライスを敢行してはダメでござろうっ!ほら、見てごらんよ鷹見坂さんの目の前の出来事についていけなくてちょうちょを追い掛けてどっかに行ってしまったかの様な放心状態の表情を!さぁ、謝罪の意をこめて僕に抱きついて来ればいいじゃないっ!さあ!さあさあさあさあさぐるぅわへっ!」


僕のミソを護って!


「ごめんカレンちゃん。僕調子に乗ってたようです。気をつけます。」

「お兄ちゃん、逝ってらっしゃい♪」

 唐突過ぎるぜ!ものすげぇ笑顔だぜ!失神しそうだぜ!

「ちょっ、ちょっとまってカレンちゃん!その電子たる某辞苑を下から振り上げる気満々かな?かな!?そして逝ってらっしゃいってことは危険なところに僕を飛ばす気だよね?僕が死なないからってやっていいことと悪いことがあると思うんだ!」

「私がするのはいいこと。」

「ちっげぇよ!ちょっと僕の気持ちも考えろよ!痛いんだよ!心も体も!君は軽い気持ちでポンポンと僕を殺っちゃうのかもしれないけど」

「軽い気持ちなんかじゃないよ!早く死なないかなって!いっつも思ってるもんっ!!」

「そうだったんだ。ちゃんと考えて行動してたんだね。軽い気持ちなんかじゃなったんだね。僕の気持ちはすっげぇ重いんだけど気のせい?」

「気のせいだよ。」

(作者)「気のせいに決まってんじゃん(笑)。何言ってんのこいつ(笑)(笑)。マジうけるんですけど(笑)(笑)(笑)(笑)。」

 ここまでウザい奴も珍しいと思うんだ・・・・

「じゃあ、改めて・・・お兄ちゃん、逝ってらっしゃい♪」

「改めんな!僕は逝きたくない!逝きたくないぃぃぃぃっ!!そ、そうだ、望みは薄いけど鷹見坂さんなら何とかしてくれるかも・・・っていねぇよ!鷹見坂さん?鷹見坂さ~~~~ん!?どこに・・・ってホントにちょうちょ追い掛けて行っちゃったの!?え?『楽しかった』?それは良かった。じゃあ、僕はもう人に頼るのは諦めて潔く飛ばされたいと思います。今までご声援ありがとうございました。欲望er先生の次回作にご期待ください!」

「ねぇよそんなもん!」


でゅがしっ!


(作者)「第一部 中野・J・舌 その青春 完っ!」


「勝手に第一部とか作んなよ!ここで終わったら僕が飛んでる意味が全く無くなってしまうじゃないかっ!」

(作者)「ちっ、いちいちうるせぇ欲だ!」

 こいつはもうだめだ。僕は本気でそう思った。いや、今までずっと思っていたけれども!



 とまあ、そんなこんながありまして、キング・オブ・ゴットこと土御門 轟人の元へとたどり着いたのでした。

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