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短編集

よふかしの話

これは私の……いや私たちのよふかしの時間の話。

私には普通の人には見えないもの……幽霊とでも言うのだろうか?が見えている。いつも話しかけてくる時はテレビ番組を見ている時だ。

この霊はテレビが好きなようだ。

特に好きな番組を聞くといつもこう返ってくる

「月曜から夜ふかしそれしかないだろ!あの普通じゃない人たちをあの番組で見てからそいつらのところに遊びに行くのが楽しいだよ!あとツッコむのも楽しいだよ、分かるか!?」と

そして今日の私はこう返した。

「そもそも遊びに行ってもその人たちがあなたを見えるわけじゃないのに……まあツッコむのが楽しいのは少しわかるけど、毎週録画してるけども……ていうかこの幽霊遊びに行くのが楽しいとか言ってるけど、あなたいっっっっかいも遊びに行ってないだろうが!うちで私に話しかけながら"メロンパンの皮焼いちゃいました"を食べてただろうが……その話をしたら販売終了した悲しみを思い出すだろうがよ!!また食いたいよ!」

ああ悲しさで涙が……また復活してください!!

「つーかお前ほんっとにメロンパン好きだよな……あっやべっ!この話したらお前が語り始めるんだったの忘れてた!!」

「逃がさないよ!!絶対に聞け!!」

一時間四三分後

「やっとこいつのメロンパン話を止められた……大変だったあ、ってもう二十三時五十九分じゃん……えっ嘘だろ……お前の話で月夜ふが終わったじゃん……何してんだよ見たかったのにさ!!」

そして私はこの幽霊にこう言った

「大丈夫!安心しろ、録画してるから!!」

「そうじゃねえよ!リアタイするからいいんだろが!!分かってねえなお前はよ!」

「いいじゃん別にリアタイ出来なくても……私なんてリアタイどころか……見たいアニメがいつも放送すらされないよ……トホホ……まあ配信で見られるからあいんだけどねっ!!」

「お前はポジティブなんだかネガティブなんだか……いやこれはポジティブか?まあいいや……それでさ今日お前に取り憑くからさ美味しい食べ物食べさせろよ」

「……えーまた、もうい…………」

「一足遅かったな」

くっそーまたか。そもそもいつもこの幽霊が取り憑いて私の体で家にあるもの食べまくるから毎回太った痩せるのが大変なんだよ、もう……こっちの身にもなってくれよ本当さ

……ああ待ってくれよ!なんで唐揚げにアイスとハチミツと豆乳とハバネロソースかけてんの!?……待って待って待って体を無理矢理にでも動かして……逃げるしかない!!

「へっへーん逃がさない」

そう言って体はこの幽霊に動かされた

するとこの幽霊がおかしなことを言ってきた。

「なあお前さ……なんでいつも俺のこといつも幽霊扱いすんの?……どう見てもお前が幽霊だろ!……この見た目、目玉が飛び出てて、頭になんか槍みたいなの刺さってるし!下半身浮いてるし!そもそも俺は霊媒師の家系だから幽霊見えるんだよ……なんで幽霊に幽霊扱いされんの本当最悪なんだけど…………まあいいや楽しいし、これからも一緒にいろよな」と

なーに言ってんだこいつ私は幽霊じゃないし……まあ楽しいからいいけど

そうして私たちのよふかしの時間が再び動きだした。



おしまい

ふとこんなよふかし楽しそうだなと思い書きました。

見つけて読んでいただきありがとうございます!!

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