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3人の英雄  作者: イアン
【1章】2人の親友
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黒英団【4】

広信達は本拠地の中に入ると、応接間のような場所に向かった。




「…ガキども。さっきはよくもヘタな真似をしてくれたな。覚悟しておけ。」



広信はそういうと、咲達を地面に投げ捨て、腰に差していた剣を抜いた。


キラリと光る刃先を向ける。



「う…ぅ…。」


咲と日吉丸は恐怖に震えていた。


その時…。



「うわーーー!」


本拠地の入り口付近から応接間まで、部下が転がってきた。


「どうした⁉︎」



「子供です!ガキが1人、攻めてきました!」


「なにっ⁉︎ガキ1人懲らしめてしまえ‼︎」


「まさか…吉法師⁉︎」


すると、1人の子供が応接間に入ってきた。



「我は織田吉法師‼︎母の恨みを晴らす時‼︎」



吉法師は、自分の背くらいあるであろう剣を抜いた。



しかし広信は…


「お前ら、撤退だ。」

と、静かに言った。



「え…⁉︎」


「い、いいんですか、団長⁉︎」


広信の部下は慌てたような顔で、問いかける。


「ああ、行くぞ。」



そう言って広信は本拠地から出て行った。





「吉法師ありがとう‼︎」


「1人で…来たの?」


「ううん。」



その時、応接間のドアが開いた。


そこには吉法師より、少し幼い男の子がいた。


「弟の信行だ。」


「信行……。」


「よろしく。」


信行は頭を軽く下げた。

ちょっと人見知りのところがあってか、真顔もいいところだった。


「さて、2人とも。もう夜だから帰ろうか。」


「うん、そうだね‼︎」


そして4人は黒英団の本拠地を出て行った。

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