私はまた死ぬの? なんだかお腹にどんどん刺さって……
私はまた死ぬの? なんだかお腹にどんどん刺さってくる……。
「ノア~! すっごく捜したよ~! え? 死ぬってなに? あーーーー!」
あれ? この声はラルム?
「ごめん。僕の短剣が思いっきりノアのお腹に刺さっていたみたい」と私に飛びついてきたラルムはそっと距離を取る。
「痛みがなくなった」
「あの、悪気はなかったんだよ。ごめんね」
「ボクの方こそ勘違いをして申し訳ない」
「それでノアは無事? 怪我とかしていない? 手足ちゃんとついている?」
「ああ、メール、ルミエール、フォレ、サニー様、シャブランのおかげでなんともないよ」
「ん? 見当たらないけど?」
「あれ? さっきまでいたはずなんだけど」
「そうなの? 戻ったのかな?」
「ラルムこそ、ラルムだけ?」
「ああ、階層が下がるとモンスターも強くなるから上で待機してもらっているよ」
「そっか、みんなが無事ならよかった」
「よれより、そこにあるのはポルカドットボーンイーターの死骸のようにみえるんだけど」
「ああ、メール、ルミエール、フォレたちが倒してくれたんだ」
「ええ、スライムってそんなに強いんだっけ?」
「オイラはあんなに大きいモンスターは倒せないでちゅ」
「ミーも無理デース」とライムとスライの声が聞こえてくる。
「スライムって一般人も倒せるモンスターだし、攻撃力も高くないと思うんだよね。色によって属性や個性みたいな特徴はあるけど、強いなんて聞いたことないよね? ライム、スライ?」
「ご主人の強さによっても多少は強くなるとは思うでちゅ。魔力が多くてもオイラたちが強くなったりはしないでちゅ。ちなみに喋れるのもどちらかと珍しいでちゅ。思考や会話できるのも貴重でちゅ。褒めてほしいでちゅ」
「褒められるのは僕の方だとおもうけどね、ライム」
「ミーは寝るのが趣味デース。ここはいいオフトゥンデース」
「スライはこんな感じでのんびり屋さんなんだよね。戦っているところはみなことがないけど、魔力だけは食べられている感じ。ノアのスライムたちが強い理由はわからないけどここの住民ではないから特殊ケースがありえるかもね」
私はとりあえず落ちてから今までの話をしようとたが記憶が曖昧になっており、スケルトンが攻撃せずに案内してくれた理由も思い出せないが記憶がある部分だけをとりあえず話した。ラルムもダンジョン内のモンスターが攻撃せずに手助けや案内をしてくれたことに疑問をもっているようだが、野外のモンスターたち同様に唄で恩を返したんではないかと推測してくれた。そういわれるとそうかもしれない。
お互いの状況の話を終え、私はラルムと一緒に皆がいる場所へと向かった。
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