表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/90

今日も今日とてピンチです! 新しい仲間も増えたのでダンジョンに行ってみたけど、トラップに引っかかり一人になってしまいました。

 カシャンカシャンカシャン、カシャンカシャンカシャン。真っ暗な空間でその音だけが響き渡る。何も見えないけれどこの音は多分、スケルトンが複数で歩いている音に間違いない。どんどん音が大きくなるので近づいてきているのだろう。さて、私は今一人きり。どうしたものか。


 今の状況を説明すると、私の唄の能力でどこまで戦えるかを試すためにダンジョンに行くことになった。街の近くにいるモンスター討伐という話ももちろん出たが、スライムたちの話を聞くと通常のモンスターたちは平和に暮らしたいと願っているが、攻撃をされるので反撃をしているというのがわかったのだ。仲間を殺されて仕返しを企てる、単に腹が減り襲い掛かってくるというモンスターは存在するがそれは人の世界と同じで極僅かであり、ほとんどが家族や仲間と普通に暮らすことを願っているそうだ。


 ということで少し離れた場所にあるダンジョンにやってきた。ダンジョンには生活に必要となるアイテムが豊富にある。ダンジョン攻略で生活をする者もいるくらいだ。今いるダンジョンは完全攻略をされていないダンジョンで、よくある地下に階層が続いており階層を下がるほど難易度が上がっていくタイプのもの。


 ダンジョン内のモンスターは私たちを敵と判断するモンスターしかいない。それは当然で私たちの存在は彼らモンスターにとっては侵略者。モンスターたちが生きていきための資源を奪う存在だからだ。モンスターと対話が出来、物々交換でも可能なら平和的にとか考えたけど、それは夢物語なんだろうなと思う。私たちも生きていくために必要なものがあるのでと受け止めるしかないとは思うけど、正直なるべく戦闘は極力さけたいところではある、なんて。


 話は戻るが、このダンジョンを選択した理由はクエストのアイテム探しをしながらモンスターと戦うことが目的だったのだが、モンスターと戦闘中にトラップに引っかかり仲間とはぐれてしまったのだ。そして手に持っていたランタンは壊れてしまい真っ暗闇の中にいるという訳である。少し離れたくらいであればラルムと会話も出来たのかもしれないがラルムの声も聞こえない。




 カシャンカシャンカシャン、カシャンカシャンカシャン。どんどん近づいてくる。音は四方八方から聞こえてくる。完全に囲まれてしまった。私はこのまま……こんな時こそ唄をなんてそんなチェレンジは出来ないのでとりあえず目を閉じて幸せなことを考えよう。そう、推しのライブに行った時のことを思い出してみよう。久しぶりのライブで発表されていない新曲を唄ってくれた『革命を心得た日』を心の中で唄おう。一人じゃないと思えるから。


「キラキラ! ぴかーん!」と黄色のスライムのルミエールが現れ私の頭で光りだす。


 このままでは攻撃されてしまうと思い目を閉じるが何も起きない。ガシャガシャガシャンと音がするので目をそっと開けると目の前にはスケルトンたちが跪いていた。

お読みいただきありがとうございました!

次回もよろしくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ