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七つの海のマーメイド⑧ 七つの海のマーメイド

 ステージを囲う七つの柱の上に虹が架かる。ネプトゥーヌスが中央で指揮をとると演奏がはじまる。曲のソロパートに合わせて、虹から人魚が現れ唄いだしていく。虹のようにカラフルな髪と肌色をした七人の姉妹が揃う。その中には下を向き引きつった笑顔をみせるソレイユの姿もある。


 七人の人魚たちのソロパートが終わるとハーモニーを奏でだす。ソロパートはそれぞれの個性が光り、音の高さ、表現力などで同じ音楽でも別の曲を聴いているような感覚になったが、ハーモニーになるとそれぞれの個性が響きあい、お互いの良さを更にだしていき、統一感がありながら色んな音が聴こえるという贅沢感を感じられた。



 やっぱり生の音はすごい! 

 音楽って最高!



 人魚姉妹を一人一人みていたらソレイユが身に着けていた赤いイヤリングをつけていることに気づく。もちろんソレイユは身に着けていないけれど。


 もしかして!

七つの海という名の通り、七つのイヤリングがあるってことか!


「お察しがいいね、ノア。そう、『幻の泪』が三つで一つのように『白の燦燦』は七つで一つのもの。だから彼女たちの封印を解く必要があって、ソレイユのイヤリングも必要だってこと」

「そういうことだったのか。何故ここに来たかやっとわかったよ」


「説明してから来てもよかったんだけど、緊張でもして失敗してもと思って。何も言わずに僕の計画にのってもらったというわけだ」

「ボクの唄が、ノアの唄が役の立てて嬉しいよ。推し様はやっぱすごいな」


「何を言ってるの? 愛の力だよ! ノアのカタチをしているだけで中は愛自身じゃない。愛の唄がこの結果も今までの結果も生んでいるんだよ。そうだな、愛にはもっと自信をもって自分らしくするのが今後の目標かもね。そうしたら今までにみたことがない力がもっと使えるようになるかもしれない。愛は唄が好きなんでしょ? なら好きな唄で色んなことが出来たら楽しいよね。愛の人生なんだ! もっと好きを楽しんでみたら!」


 そっか! 推しが好きだった時のように好きを一生懸命になってみるのもありかも。推しの曲だけじゃなくて他にも好きだった曲や、自作しちゃうのだっていいよね。異世界転生する前の世界と違って、自由が許される世界で、自分で生活もしていかないといけない。なら折角なら好きなことをして楽しむのもありかもしれない!





 ピカー! と目の前が真っ白な光に包まれる。ズドーン! と大きな音と地響きが起きる。海水の流れが速くなり、大量の渦潮が現れ、海の中が荒れていく。


「私の封印を解いたのは誰だ?」

お読みいただきありがとうございました!

次回もよろしくお願い致します!

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