表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/90

七つの海のマーメイド② 男の娘が可愛くみえるのは男女共通? それともラルムが特別可愛いの?

 海から飛び出してきたギルトスは肌色をした人の腕と脚が生えており、五本の指には水かきもついている。ギルトスは両生類なので陸でも海でも生活は出来るがカナヅチらしく溺れかけたそうだ。


「申し訳ない。大きな魚が陸で干からびていると勘違いをして海に戻さないといけないと思って」


 ギルトスを一目みた時は大きな魚だと思い海に戻さないと! と思ったけど今みると半魚人な訳で……半魚人の生態がわからないけど人間のように溺れる可能性があるということなのだろう。言い訳のようなことをいう私に死にかけたギルトスは血走った目で歯をギリギリと音を立てている。


「ほう、それはご丁寧に。それでラルム様はご存じでしたよね?」

「ほら! ギルトスとギルリスって見た目が同じだから、泳ぎが上手い海の男! の方のギルリスかと思って海に戻してあげたんだよ」


 ラルムはギルトスといっていたからわかっているよね。カナヅチは知っていても溺れるまでは知らなかったからの行動からからとか。


 ギルトスが暴れながらぎゃーぎゃーと文句をいいはじめると、ラルムはこちらを振り向きウインクをしながら内緒だよと人差し指を口に添えた。


 やっぱりワザとか。と言いながら、そんなラルムがお茶目で可愛いと思う私なのです。


「そのお美しいお姿はラルム様でしたか」

 真っ黒に日焼けした逆三角形マッチョの半裸の男性が水中の上を音も立てずに小さなサーフボードのような氷の板に乗ってやってくる。ラルムのことが好きなのか頬が赤くなりデレデレと顔が緩んでいる。


「ギルリス! 今日もキレてるねー! 筋肉サイコー!」

 ラルムの声はいつも以上に高く、アイドルに声をかけるような甘く可愛い声になっている。ギルリスはラルムの声に答えるように白い歯をキラリと光らせキメ顔をし色んなポージングをしてみせる。ラルムは一つ一つにキャッキャと喜んでいる。


 まぁ気持ちはよくわかる。私も推しのどんな表情もどんな声もどんな行動も何もかもが好きすぎてキュンキュンして叫びまくっていた一人なので理解は出来るけど。ラルムは男性の姿が嫌で女装しているんだよね。なのに男性に惚れ込むとか少し違うんじゃない。


「ノア? 焼きもちかい? 安心して! 僕の最推しはノアだから♡」

 ラルムは私の耳元でそっと囁き、一度自分の唇に指をあててから私の頬に触れる。

 女の子からのキスなのに、ただの女子同士のキスのはずなのになんでこんなにドキドキするんだろう。

お読みいただきありがとうございました!

次回もよろしくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ