デート? なにそれ? 美味しいやつだっけ?
デート? デート? デートってなんだっけ?
男女でお出かけすること?
私の場合、中身は女性で外見は男性。
ラルムの場合は、男性だけど心も外見も女性。
だとすると? これは男女でのデートなの?
アルコンスィエルを探しに行くといってたから是非とは言ったものの……デートともいっていたような? これはどう受け取ればいいの?
ラルムは私が本当は女性と知っている訳だし、ラルムは女性同士のデートと思っている? 意識し過ぎの自意識過剰は私か!
こっちの世界では同性の友達をたくさんつくってとは思ったけど、見た目は男性な訳で……あああ、もうどうするのが正解なんだあああ!!
「ねぇ、ノア? 聞いている?」
「え?」
「寒くない?」
「うん、寒くは……ってここはどこ⁈」
私はいつの間にかドラゴンのラルムの背中に乗り雪が吹雪く空を飛んでいた。猛吹雪の中を飛んでおり、視界は真っ白。ラルムが口から炎を吐くことで温かい空気を送ってくれている。それに寝袋のような入れ物に包まれているので寒さは感じない。
「ノアは適当に返事はしていたけど、上の空だったから話を聞いていないんだろうなとは思っていたけど、この吹雪の中に入って随分経つのに何も感じないとか。こんなに気遣いを頑張っているのになんだか悲しいな」
「ごめん、ちょっと考え事をしていて」
「僕も無理やりに近い感じで連れて来ちゃってごめんね」
「いや、行きたいと思っていたし、早く集めたいなとも思っていたから」
「それなら安心」
「それで今からどこへ行くの?」
「んとね、ソレイユの故郷」
「人魚の国?」
「そう。人魚は海にならどこにでもいるんだけど、王であるネプトゥーヌスがいる国は認められた者しか入ることが出来ない。そもそも認められないとその国を見つけることが出来ないという仕組みでね」
「そうなんだ。ラルムは入ることが出来るんだね」
「そういうこと♪」
「ボクも一緒に入ることが出来るの?」
「それは行ってみないとわからない。でも君なら入ることが出来ると思う。そんな確信があるんだ」
「そう、なの? まぁ進まないと何もはじまらないから行くことに価値があるということだね」
私たちは人魚が住む国へと向かう。
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