シエルエトワレの双子のお姫様、リルとルイ
声がする方を振り向くと、リルとルイが立っていた。
「久しぶりだね、ノア」とリルは片手をピンと上げる。
「ご無沙汰しております、ノア様」とルイは深々と頭を下げる。
「久しぶりだね、リルとルイ! じゃなくて、なんで二人がここにいるの?」
「それはノアが呼んだから!」
「え?」
「正確にはそれを望んだからかな。というのもあるけど、本当は僕たちがノアに用があったんだ」
「例のイヤリングのこと?」
「といいたいところなんだけど、それはもう少し待ってもらっていいかな。ボクらはノアが持っている魔道具『pinky swear』に用がありまして」
「ああ、あの時の。持ってはいるけど、なんでそれを知っているの?」
「ボクとルイは探しものをしているんだ」
「探しもの?」
「その前にボクらの話をしよう」
そういってリルは話しだした。
リルとルイ、ネックレスを持っていったピーチとノクティスは同じ世界の人間だそうだ。彼女らは私が今いる世界のような魔法がある世界『シエルエトワレ』という星の出身らしい。リルとルイはシエルエトワレのお姫様で、女王になるために色んな星に修行にいっていたそうだ。
そんなある時、事件が起きる。四人が別世界に行っている間にシエルエトワレが闇に覆われてしまう。星に入ることも出来ずに途方に暮れていると大天使ミカエルが現れ「シエルエトワレの世界は真っ暗闇の中で時間が止まっているだけ」だと教えてくれる。ミカエルは元の世界に戻すための方法、必要なアイテムを教えてくれ、四人は過去や未来の時空を行き来は出来ないが平行世界に行くことを許可される。平行世界に行く理由はアイテムがそれぞれの世界に保管されているから。必要なアイテムは色とカタチのみしか情報がなく、それらしいアイテムの情報があれば探しに行くというのを繰り返しているそうだ。
そして私が偶然に持っていた魔道具『pinky swear』は彼女たちが探していたアイテムらしい。私が持っていても使用することがないので魔道具『pinky swear』は彼女たちに手渡すことにした。
そもそも魔道具『pinky swear』をフィオーラとカーラのお墓に埋めてみたものの気がつくとポケットに入っていて、次の日にまた埋めても気がつくと身につけているというのが続き、仕方がなく保管をしていた。
彼女たちに渡しても戻ってくるかもしれないと思ったが、リルに渡した瞬間に錆びていたネックレスが輝き、錆や傷がなくなり新しいアイテムのとなってリルのネックレスとして収まった。
リルにネックレスを手渡すとドンっと大きな音と振動がし、宙に浮いていたはずのコンビニが落下し始める。
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