再び異世界コンビニへ
私はずっと気になっていることがあった。それはリルとルイのこと。地球のことも知っていたし、色んな惑星で修業をする魔女とも言っていた。だから彼女たちに会って話を聞きたいと思っている。けどこの世界には携帯電話という便利なツールはない。では彼女たちにどうやって連絡を取ればいいのだろう。そんなことを考えながらブレスレットをぎゅっと掴んでいると目の前が真っ白になった。
「やあやあ! 久しぶりだね」と声が聞こえてくる。この声はどこかで聞いたことがあるような? と目を開けると目の前には金髪の天使がニコニコしながら手を振っている。
「えっと? ここは……」
「察しの通り、コンビニだよ! 見た目が変わったようだけど君のことはわかるよ。だって私は天使だもの。それにここに来たい時は来られるようにもなっているよ、まあ条件があるけれど」
「そうだったんですね。それで天使さん、早速なんですが……」
「そうだ! 自己紹介をしていなかったね。私の名前はチャミュエル。よろしくね」
「チャミュエルさん。私の自己紹介もまだでしたね、ノアです。よろしくお願いします」
「よろしく! それで?」
「実は欲しい物というかこの世界の特定の人と連絡を取る手段はありますか?」
「うーん、連絡を取る手段か、難しいことをいうね」
「やはり難しいですか?」
「難しいというか、方法によるかな。スキルとしてお互いが持っていれば簡単だけど。例えば、連絡が取りたい! で突然その人の前に現れたら変でしょ?」
「そうですね」
「じゃあ、突然テレパシーみたいに頭の中に話しかけるのも変でしょ?」
「私の世界では架空とはいえテレパシーがあると知っているので理解は出来なくもないですが、それを知らない人からすると恐怖にしかならないですね」
「そうなんだよ。出来なくもないけど、難しいとはそういうことでね」
「そうなんですね」
「滅多にいないけど、自分と同じ世界からの記憶持ちの転生者相手とかならね」
「色んな惑星で修業をする魔女さんとかはどうですか?」
「色んな惑星で修業をする魔女? あー平行世界を渡れる彼女たちのことかな? それって双子の女の子?」
「そうです! リルとルイ!」
「呼ばれた気がするよ!」
「呼ばれた気がしますね!」と後ろから声が聞こえてくる。
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