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男の娘の胸はスライム⁉

 ラルムからもらった『幻の泪』を見せようと、一緒にクエスト攻略に行ったルヌとアンジュとロゼを冒険ギルドに招集した。三人は幻の泪を見てあまりにも美しく言葉に出来ないらしく、言葉の代わりに感動し涙で溢れていた。


「よかったね! ドラゴンたんちゃんと持ってきてくれたんね」とルヌ。

「これが本物の! クエスト攻略でなければ家に飾っておきたいです」とアンジュ。


「さすが師匠っす! ドラゴンと約束してこんなものもらっちゃうなんて、すごいっす!」とロゼ。

「ね、ドラゴンさんに感謝だ」



「うんうん。愛……ノアも良い子だけど、他の君たちも良い子達だね~僕はこんなパーティに入れて嬉しいよ」といつの間にか私の横に座っているラルム。


「お姉さん、誰っすか?」と不思議そうに首を傾げるロゼ。

「ラルム! いつからいたんだ!」と聞くと「やあやあ! お久しぶりです、皆様! 僕はラルム。この前会ったドラゴンだよ。どうぞよろしくね」とお決まりのウインクとピースをする。


 この場の時間が止まっているかのように皆、驚き停止している。そうだよね、ドラゴンの声は渋い男性の声だった訳で、目の前にいる同じドラゴンと言っている人物は可愛い声でとても美人な女性だものね。


「ノアったら、そんなに褒めないで照れちゃうよ!」とラルムは頬を赤らめ、内股でくねくねもじもじしている。


「えっと、女性だったんですね?」とアンジュが聞くと「いや? 僕は男の娘。中身も体も男、外見は女で胸は盛ってる感じ。僕の胸、すっごくポニョポニョ柔らかいよ? 触ってみる?」とラルムはニコニコの笑顔で自分の胸をポヨンポヨンと持ち上げる。


「きゃあ! ハレンチです」とアンジュは顔を真っ赤にして両手で顔を隠す。

「え? いいのん? じゃ、遠慮なく」とルヌはラムルの胸を触りだす。どさくさに紛れてロゼも触ろうとするので、そこは大人としてというか外見である男として止めに入ることにする。ロゼの手首を掴み首を横にふるとロゼは少し悲しそうな顔をする。


 思春期の男の子だから気持ちはわからなくもないけど、周りの視線的にやっぱダメよね。といいつつ相手は男の娘であって、嘘胸である訳で……ならいいのか? いや、それを知っているのはここにいるメンバーだけだからやっぱりダメでしょ。


「ノアはいつも難しいことを考えるよね。ホント、可愛いなぁ」と私の顔をグイっと引っ張りラルムの胸にダイブさせられる。なんだろう、この柔らかさは。あ! わかった! 学校で作ったスライムのようなプニプニ感? 嘘胸とわかるような柔らかさだな。胸と言われると違うような気がするけど、まぁ本人がそうしたいのなら何も言うことはないか。


「きゃー! ノアさま!」とアンジュの叫び声が聞こえる。

「ダメー! ノアたんはアタシのなーん」とルヌの叫び声も聞こえてくる。

「違うっす! 師匠はオイラの師匠っす!」とロゼが叫ぶ。


 おいおい、なんか可笑しなことになってない?


「ノア、僕の胸ってそんなに変なの?」とラルムは半泣きで私を見つめてくる。おっと、この状況はまずいのではないだろうか? 色んな意味で誤解を招くような気配が……。と思っていると静けさに包まれる。そして怒号と遠吠えが入り混じり、声で地響きが起きる。

お読みいただきありがとうございました!

次回もよろしくお願い致します!

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