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『魅力』以外のステータスはオール1なのにこの攻撃力はなに⁉  (後編)

 皆、私のことが好きなのはわかるけど今は戦闘中なのを忘れていますよね? 魅力極フリの効果はわかったけど、効果がありすぎるのが玉に瑕!


 ということで! 私は大きな深呼吸をしてから唄を歌う。スライムたちは私が唄いながら近づくだけでポンポンと消滅していく。推しの声、なんと美しい攻撃でなんて残酷な武器なんだろう。唄い終わるとスライムの姿はどこにも見えなくなっていた。



「ノアたん、すごいん! やっつけてくれてありがとー」とルヌが横からハグしてくる。

「ノア、さすがだな」とアムールは私の頭を胸に押し込みギュッと抱きしめてくる。

「ノアさま、ステキな唄声でしたわ」とアンジュは私の手を握る。


「ノア、君は何をしていても美しいな」とエトワールがイケボで褒めてくれ。

「師匠! さすがっす! かっこいいっす」とロゼは虎の姿で背中にすり寄ってくる。


 皆でワイワイとしているとまたスライムが遠くの方から向かってくるのがみえる。


「さあ、女性陣たちの出番だよ。ノアにはゆっくり休んでもらわないとね」とエトワールはルヌとアムールとアンジュに指示を出す。


「ノアたん、休んでてねん」とルヌ。

「ノアのことは頼んだぞ!」とアムール。

「私たちにおまかせ下さいませですわ」とアンジュ。


 三人は走ってスライムがいる方へと向かう。三人がいなくなると。


「ノア、怪我はしていないかい」とエトワールは私の全身を撫で回す。

「モンスターと接触はしていないから怪我はないよ」と言ってもエトワールの確認は終わらない。


「エトワール様、ずるいっす! それより、師匠! オイラ頑張ったっす! 撫で撫でしてっす!」とロゼは目をキラキラと輝かせて尻尾をフリフリしている。

「ロゼ、偉いよ。よしよし」と頭をなでていると、エトワールが空いている手を自分の頭の上に乗せる。ほう、撫でてほしいのか。仕方がないな。ってどういう目線だよ!


「エトワールもありがとう」と私はワンコを撫でる感覚で二人の頭をなでまくる。

「はあ、幸せの極み!」と頬をピンク色に染めながら涙ぐんでいるエトワール。

「オイラも嬉しい」とロゼもゴロゴロと喉を鳴らす。やっぱり大きな猫だ!


 二人は女性の前では男性としてのプライドがあるせいでデレないということなのか。前世では女性とはそれなりに接してきたけれど男性とはそんなに接して来ていなかった。男性にも甘えたり可愛い感じはあるのだなと思ったけど、私には二人がワンコ以上にはみえなかった。


 薄々は気がついていたけれど。この魅力というスキルはバグを起こしているのか実際の性別である女性としての同性にモテるだけでなく、外見の同性にもモテているのではないだろうか。それだけでなくモンスターにもモテている? だから集まってきた? 私が転んだ時も攻撃というより心配して近づいてきてくれたような? いやいや。考えすぎだよね、うん。


 なんとも言えない武器だけど、おかげでレベルはあがってステータスも少し上がった。今回はステータスを均等にしてみた。だって戦えないと生きていけないもの! それより私の武器ってすごいんじゃない!




***

 なんて上手くいくわけはなく。今、目の前にいるドラゴンに唄ってみてもなんの反応もない。モンスターのレベルによって攻撃にならないことが今、判明した。


 絶体絶命! ピンチです!

お読みいただきありがとうございました!

次回もよろしくお願い致します!

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