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スライムすら倒せない私のステータスって逆にすごくない?

 さて、現状のパーティはというと。


 一人目は私。

 武器はロングソードでステータスはオール1。


 二人目、エルフ族のルヌ(女性)。

 緑の瞳、金色のロングヘアに長い耳。

 武器は弓。


 三人目、ゴルゴーン族のアムール(女性)。

 紫の瞳、髪はドレッドヘアのように見えるが全て赤色の蛇になっている。

武器はロングソード。


 四人目、ドワーフ族のアンジュ(女性)。

 黄色の瞳、緑のふわふわパーマ。声がものすごく可愛い。背は小さいが体はマッチョ。

 武器は鉄槌。


 五人目、ヴァンピール族のエトワール(男性)。

 桜色の瞳、漆黒のロングヘア。細身で背が高い。

 武器はなし、魔法使い。


 六人目、ウェアタイガー族のロゼ(男性)。

 真紅の瞳、青い短髪。14歳の少年。人の姿の時は華奢だが虎になるとガタイがいい。

 武器はなし。普段は人の姿だが戦闘時は虎の姿になって戦う。



 はい。二人増えました。

 食事処の常連、エトワールが門の上で彼は誰時(かはたれどき)の空を儚げな表情でみていたのでそっとしておこうと素通りすると早歩きでこちらに向かって来て「なんだ? 出かけるのか? 外は危険だ、オレも一緒に行こうではないか」と声をかけてきた。よく見ると、出かける準備は出来ていますという厚めのフード付きマントを身に着けていた。


 そして行き倒れになっていたところを助けたロゼが偶然にも冒険に行くところだったと門のところでウロウロとしていた。まぁ人は多ければ安全も増すだろうということでこの六名で行動することに。



 とりあえず街の外に出てモンスターのいそうな草原にやってきた。遠くでスライムらしきモンスターがぴょんぴょんと跳ねているのがみえる。ちなみにスライムは冒険者でなくても簡単に倒せる初級中の初級のモンスターである。街の人でも簡単に倒せないと他の街の行き来が出来なくなってしまうので当然と言えば当然なことなんだけど、その当然のことが出来ないのが私だったりする。


 口でいってもよくわからないと思うので実践を!

 それでは私の腕前をご覧あれ!


 目の前には「にゅーんにゅん」と可愛い鳴き声を出しているピンクのスライムが一匹。私は装備してきたロングソードを握り振り上げる。他のメンバーは私が倒せないをの知っているのかスライムをすぐ倒せますよという感じで攻撃準備をし、スライムの周りを囲んでいる。可愛いスライムを囲むとかなんか悪者は私たちに見えませんか? という光景。


 では逝きます! じゃない、行きます!

 私は思い切りロングソードをスライムの真っ二つになるよう振り落とした。スライムはちょうどジャンプしようとしたタイミングだったらしく、変にタイミングが合い可愛くハート型を作り、スルッと抜けて「にゅーん」と言って空高くジャンプする。


 普通ならこれで消滅するはずなのに私のステータスではどんな完璧な武器もオモチャのようになってしまうのです。私が見事に失敗したので私以外のメンバーはスライムに同時攻撃をする。スライムは「にゅーんにゅーん」と言いながら消滅していく。



 消滅していくスライムに手を合わせているとガサガサと音が聞こえ、振り返ると目の前にスライムが数匹現れた! と思った瞬間にはたくさんの花の髪飾りをつけたアンジュが花の香水を漂わせながら鉄槌を一振りして全てのスライムをペチャンコにする。


「ノアさま! お怪我はありませんか?」とアンジュはスライムの残骸がついた状態で私の両手を優しく握る。

「ああ、アンジュのおかげで無傷だよ、ありがとう」と私はアンジュの頭をポンポンと撫でる。手にはベットリとスライムが……。


「私がお守り致しますわ」と言いながら少し離れたスライムに鉄槌を投げ飛ばすアンジュ。鉄槌はチェーンで繋がっており、ぐいっと引っ張ると重いはずの鉄槌が軽々とアンジュの手元に戻ってくる。


 私が頭を撫でているのをみたからかな。自分も褒められたい撫でられたいと皆一斉にモンスターたちに向かっていく。そして皆がモンスターを追いかけていった結果、私は一人残されている。あれ? ちょっと待って! もしモンスターが来たらすっごくピンチなんじゃない?


 なんて思っているとペチャペチャと音が聞こえてくる。ま、まさかね? と振り返ると何十匹ものスライムが振り子時計の振り子のようにユラユラと揺れてこっちをガン見してくる。猫は目を合わすと威嚇しているって認識するようだし、私も同じように揺れて見つめ返してみよう。そうしたらいなくなるかな? それにしてもどこが目かわからないけど。


 攻撃したら私が袋叩きにされるのは明白だし、これは誰かが帰ってくるまで待つのが無難よね。スライムは攻撃してくる気配はなく膠着状態が続く。


 さすがにじっと立っているのも疲れてきた。そろそろ誰か戻って来ないかなと後ろを振り向くとずっと立ちっぱなしだったために足がうまく動かず転んでしまう。するとスライムたちが驚いたのか一斉にこちらに向かってくる。


 私は助けを呼ぶために大きな声で「助けて!」と叫ぶ。

お読みいただきありがとうございました!

次回もよろしくお願い致します!

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