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rubato

「今日は価値化についてお教えします」

文官の人がまた来た。


「この国では武力も必要ですが大切なのは豊かさです。同じ量でも形により価値も変わります」


なんでも心の豊かさを大切にするので金銀財宝よりも実態がないもののほうがいいらいい。

香りだけの香水などは利権を得られたら誰よりも金持ちなんだと。


うーん矛盾やヴぇーーー。

ほかはどうでもいい。何時も心に中に二次元がある俺最強なんだから。胸に手を当て感謝するのだ。


数日かけて色々他にも教わったが、ついにステータスチェックらしい。


「皆様おまたせしました。遅くなった理由も含めてお伝えします」


王妃ババァがわざわざ教えてくれるんだとよ。ワーカーホリックかな?


理由はひとつ。ステータスで開示される情報が文化によっては忌避感があるかもしれないそうです。

それを確認するため交流してたんだと。けっうそくせーな。その場で聞け。アホンダラ。


「性経験がステータスに表記されます。女性は隠蔽されますが、男性は必ず公表されます」


男子組が騒がしくなる上に塁も動く。理由などを聞いてるんだろうが、嘘しか言わないかムカつくだけだろうから聞かずに俺は考えにふける。


一瞬だけ逡巡したあとニヤリと笑うのだ。



あいつら童貞だな?

僕もだよ!!



さて、心に貞操帯を巻いて落ち着いたあと幼なじみーずをちらりと見る。


おそらくここで色々嫌な目に合う。それも直接的な被害。何かあると感づいて不安そうだ。


「まあどうにかしてやんよ。この世界では俺はおそらく神みたいだし」

「そこは心配してない」

「私達はババァにムカついてるだけよ」

ですよねー。


チェリーたちは少し揉めたようだが出席番号順にチェックするそうな。

自分でもチェックできるが、最初は測定器で図らないとできないらしい。


そしてこの場に似合わない巨大モニターも見上げる。ファンタジーにも中世にも似合わねぇ。

そしてモニターなら一部布でも貼ってやりゃいいじゃねぇか。ババア雑すぎわろた。

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