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Einsatz

「おはようございます」

「「「おはようございます」」」

「皆さん今日も全員出席ですね。先生も鼻が高いですよ。さて、今週も座学の時間ですが・・・

ああぁぁごめんなさい。ちょっと忘れ物をしてしまいました。すぐ戻るので皆さんいつもどおりにお願いしますね」


うっかりさんな新人先生は置いといてね。うちのそこそこの進学校なんだけど、自主性を求めて?座学の時間ってのがあるのよ。週に一回、教科書にないことを学ぼうってんである意味自習なんだけど、うちの幼なじみ〜ずは自分で料理研究本とか自作のプログラムとか

それに関する本とか作ってるよ。うん。ごめん。本じゃないや。論文レベルだわ。本と頭おかしいよね(本だけにね)

頭おかしいのはウチラだけだけどさ。一部の男子は女体の神秘の研究ってんで保健体育やってるよ。……あ、ごめん。ウチラだけじゃないね、頭おかしいの。


俺?


そんなやつら嫌いじゃないぜ????



ん?


音?だんだん曲になってきたな。これは音楽の歴史順だろうか。単調な打楽器の音からしばらくしておそらく狩猟のための合図のラッパ、それからこれも推測だが

馬に乗る感じの曲。ワールドワイドじゃねーな。どう考えてもヨーロッパの音楽史だわ。そして荘厳な曲が流れる。明らかに屋外で歌うような感じじゃないやつね。

って冷静に聞いてたけどみんなは無反応。異常事態に驚きつつ、これが本当の音楽史に登場する

曲だったらと考えて、聞くことに専念してしまった。


そして気づくとあからさまな謁見の間にいた。ああ、これあれだ。みんな憧れるやつだ。


さて、よく観察してみる。やっぱヨーロッパ系の城だな。みんな居るし。集団転移系かね。さーてどんな役割なんだか俺達は。

王様っぽい偉そうな人とそのとなりに王妃っぽい人。めちゃくちゃ美人。テンプレの傾国の美女、王女っぽい人もいるな。性格悪いかはわからんが。

衛兵の武装はやっぱりヨーロッパ系だが……剣がすごく切れそう。ウチラの世界の当時の剣ってどんなもんだか。魔術師っぽいのもいらっしゃる。

あれ?魔術師は少なくともフード被ってないしガタイいいな。うーん。生活水準わかんね。


考えてると王様っぽい人、てかめんどいのでもう王でいいやが偉そうに威厳たっぷりと立つと同時に言うのである。


「よくぞ参った。勇者たちよ。余はここ、カテドラーレン国の王、ハンス・フォン・カテドラーレンである」


やっぱそうきたか。さてどうなるかねぇ。


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