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小さくなってしまった

初投稿です。拙い文章ですが、読んでもらえるととても嬉しいです。厳しい感想でもいいのでアドバイスお願いします。

ーー夢ではないみたいだ。もう一度、頬をつまんでみたがやはり痛い。


周りを見渡してみると建物や人すべてのものが大きくなっていた。

いや、実際に大きくなったわけではない。

自身が幼児化してしまっていたのが原因だ。

驚くところはそれにとどまらず、建物は昔のヨーロッパのようなものだった。実際に見たことはないのでイメージとしてそんな感じということである。

そして、人々は(人々と呼べるのだろうか)犬や猫のような耳や尻尾が生えていたり、トカゲが人になったような姿をしていた。

もちろん、ただの人間もいるようだ。

思わず

「なんか、すごいな」

と、溜め息まじりに呟いた。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 水谷 透(みずたに とおる)は地方都市に住む、ごく普通の高校生だ。

 その日、透は近くで行われるお祭りに友達のカケルとサトシと来ていた。

一通り屋台を見終わると

「んじゃ俺たちいってくるわ!」

とカケルとサトシが人混みの中に走っていった。

神輿を担がなければならないらしい。

祭りでは少子高齢化のため高校生の担ぎ手が重宝されるのだ。


取り残されてしまった。

(俺もわっしょいしたいな)

親が色々な地域に転勤させられるため、同じ場所に3年といたことがない。

そんな理由があって地域行事に呼ばれることが少ないのだ。

田舎に行けばいくほど疎外感は増していく。

小学校と中学校生活はひどかった。

方言はいく先々でバカにされ、教員も元々いた生徒が、かわいいらしく、評定も点数のわりに低くつけられた。イジメを受けたこともあった。

だから!こんなくらいで悲しくなんてならないもんね!

と寂寥感をふりはらい、歩き出した。


-------

「あれ?ここどこ?」

完全に道に迷った。

土地勘がないせいかよく迷子になる。

この年で迷子って、、、

「まぁ、歩いときゃどっかにでるでしょ」



っと、ほら神社発見

ここは祭りはしてないようだ。


せっかくだしお参りしようと5円玉を財布からだし賽銭箱に投げ入れ手を合わせておいた。

なにかをお祈りすることなく、その場を後にする。


「ふぅ、、」

(カケルとサトシは今頃わっしょいわっしょいやってんだろうな)

「俺も故郷ってやつがあったらなー参加できんのになーそういう行事に、、」


ーーーその何気ない一言が俺の人生を変えた。


「その願い聞き入れた」

視界が白くなるとともに、頭に声が響く 突然のことに反応できずちょっと遅れて

「は?これなにまっしろなんだけど!」

冷や汗が頬をつたるのをを感じながらその言葉に返答した。

「移動中じゃからな」

意味不明である。

「どこに!?てか、なんで!」

何から聞いたものか、、

「質問の多いやつじゃな、まぁあわてるな全部説明してやろう!

お主も知っとる通り今日は隣の神社で祭りがあってな

ひまだったんじゃよ。だけど、お主が参拝してくれるもんじゃから嬉しくなってな

願いを叶えてやろうとおもったんじゃ。

そしたら故郷が欲しいときたもんだから

ここじゃない世界に幼児化しておくりこんでやることにした。

あぁ、、安心せい、その世界でやっていける能力を与えておいたぞ!まぁそれはついてからのお楽しみじゃ!」

俺のことを思ってのことらしいが

「その願いをきいてくれるんはありがたいんだけど

もどしてくんない?そーゆーのは望んでないんだ」 

・・・・・・

「そんなこといわれてもなぁ、お主を送るのに力つかっちゃったからできんわい」

無責任な神である。神がかった適当さだ

ていうか、神なのか?

それでも聞かなければならないことは多い

「え?ほんとに?それやばいじゃん!てか、なんで他の世界連れてく必要性?幼児化させる意味!」


「故郷のイメージは小さい頃からいた場所じゃろ?

しかしな、小さくしただけじゃとお主は小さくなってしまった少年になるだけで故郷ができるわけでわなかろう。お主も名探偵になりたいわけではないのじゃろ?じゃから思いきって飛ばしてみたのじゃ!

ほれ!そろそろつくぞい!」


あまり納得できない理由でつれていかれるようだ。

しかし、新しい世界に少し期待している自分がいる。     

この感覚は転校するときとにている。

しかし、転校してから気づくのだ。前の方がよかったと、、


ーーぼやぼやしていた、視界が徐々にはっきりしていくのを感じた。


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